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Trustfulなチームであるための仕事に向き合う姿勢とは

この記事は「LayerXアドベントカレンダー2023春」の7日目の記事です。今回は、「Trustfulなチームであるための仕事に向き合う姿勢」をテーマにお送りします。1日前の記事はパートナーセールスチームの水野さんの「何故、いま ”バクラク" のパートナービジネスが面白いのか?」でした。
明日はMDM(三井物産デジタル・アセットマネジメント)のプロ雀士・田本さんの記事をお届けします!

こんにちは。株式会社LayerXで、フィールドセールスチームに所属しているkitaといいます。

前回のnoteでは、会社への思いを愛する成城石井と重ねながら書きました。

至って真面目に書いたところ、幸いにも一部の方から「おもしろかったよ」という感想(interestingではなくfunny寄りの意味合い)をいただきました。この記事によって、LayerXにおける「食いしん坊キャラ」として不動の地位を確立したものと自負しております。

さらにその地位を強固なものにするため、今回はコンビニスイーツについて語ろうかなと思っていたのですが、前回「成城石井の至極のラインナップの中からどの商品をとりあげるか」という点に頭を悩ませた結果、執筆と同程度の時間を費やすことになってしまったので、今回は断腸の思いで辞めることにします。(興味のある方は個人的に話しましょう。大歓迎です)

はじめに

当社の行動指針には、「Trsutful Team」というものがあり、所属チームや年齢、社歴を問わず率直なフィードバックが歓迎され(というか求められ)ます。情報の透明性の高さには新たに入社するメンバーが揃って驚くほどこのカルチャーが浸透しています(わたしも例に漏れず驚いたひとりです)。

LayerXの行動指針
Trsutful Teamを具現化するべく半期に一度互い(部署をまたいだ同僚・上司・経営陣)とフィードバックし合う「トラストフルフィードバック」制度があります

コミュニケーション時の忖度がない・本質以外のことに心的リソースを割く必要がないので非常に働きやすいのですが、互いにプロとして信頼しあい、透明性のあるコミュニケーションの効果を最大化するには、各メンバーが「コト」に向き合う姿勢をもっていることが非常に重要になります。

この前提が揃っていないと、相手からの率直なコミュニケーションを「自分への批判」のように感じてしまい、不幸せな状況が発生してしまいます。

まあ「コトに向き合おう!」というのはよく言われることですが、周囲の環境もどんどん変化する中でこの軸をぶらさないのは結構難しいですよね(だって人間だもの)。

わたし自身、仕事をするうえで「コト(事業)に向き合う」を一番大切にしていますが、社会人生活の中で何度もここにつまづいてきました。

本日は、これまでの経験から意識している自分なりの「コト(事業)に向き合うポイント」を書いてみようと思います。特に転職したてのときなど、環境が変わる際にはこういったモヤモヤを抱えることが多い気がするので、社外の方はもちろん、LayerXに入社して日が浅い方にとっても内容が少しでも参考になると嬉しいです。

①「人」に向かわない

新しい環境に入りたてのときなどはと、自分の軸が持てず、周囲と何かと比べがちですよね。(手前味噌ですが)当社にも素晴らしいスキルや経験を持ったメンバーが多く、わたしも入社早々に「周りの人がすごいぞ、、それに比べて自分は、、orz」という気持ちになりました。

わたしはフィールドセールス職ですが、セールスは特に目標数字を個人で追うため、否が応でも周囲との差分がわかりやすい形で目に入ってしまいます。

周りの様子が気になりだすと、「あの人は結果を残している」「あれ、あの人も褒められているぞ」「それと比較すると自分は・・」と自分のコンディションが周囲の状況に左右されてしまい、自分で自分をコントロールできなくなります。
また、思考や判断の軸が自分の中にないため、生み出すアクションも本質的でないものになりがちで、そんなアクションはなかなか結果にもつながらず、焦りだけが募っていく、という不健全なループが生まれます。経験上「人に向かう≒まわりと比べる」でいいことはひとつもないですね。。

人に向かいすぎるとこんな風に自分のコンディションを崩します

②「自分」にも向き合いすぎない

「周囲と比較してもしょうがない!周りは気にしない!」と意気込むと、意識の矢印は自分に向くのですが、「自分の成果に向き合うぜ!バリューを出すぜ!」となると、その視野は「自分の(短期的な)成果(セールスでいえば目の前の案件など)」に限定されがちです。

自分の成果に向き合う事自体は悪くないのですが、不幸なのは、自分の成果と事業(組織)の方向性が合っていないときです。自分に矢印が向くあまりに事業の方向性とのズレに気づかず突っ走ってしまい、結果、自分が目指す成果を出したにも関わらず、周囲から思ったように認められず「あれ・・?」となることも少なくありません。

そうすると「自分はこんなに頑張ってるのに!」とか「自分はバリューを出せていない・・」といったモヤモヤが発生し、必要以上に自分を卑下してしまったり、間近で評価されている同僚がいると周囲が気になりだしてしまいます。(そして周囲と比べるループに・・)

その状況で真摯なフィードバックを受けても、自分に敏感になっているあまり「もしや批判されてる、、??」という自己嫌悪・周囲への不信感という負のスパイラルに陥るのもあるあるなパターンです。

自分に向き合いすぎてもコンディションを崩します

さも他人事にように書いていますが、これらはほぼ過去の自分の経験談です(遠い目)。
自分の正義感をぶつけては撃沈したことも何度かあります(当時意見をぶつけていた上司にもこの場を借りて謝りたい。)
その当時は、目の前の成果やチームメンバーのモチベーション向上に対して自分なりにコミットしているつもりだったのですが、振り返ると「事業成長にとって有益・必要なアクションなのか?」という視点が当時の自分には抜けていました。

③コト(事業)に向き合う

こういったにがーい経験を経て、仕事をするうえでの自分の最も大切なポリシーをとにかく「コト(事業)に向き合う」に置いています。
LayerXも「コト(事業)に向き合う」メンバーがとても多いのですが、この姿勢があるからこそ、互いが遠慮せずにフィードバックしあえるTrustfulなチームが機能しています。

とはいえ、わたしもまだまだ未熟者ですので、新しい壁にぶつかって行き詰まったとき、とにかく目の前にやるべきことが積まれているときなどにはこの視点がぶれてしまうこともあります。

では、コト(事業)に向き合うためにどうする?

そういう時こそふっと手を止めて、「自分がいま考えていることは事業の成長に繋がるんだっけ?インパクトするんだっけ?」を考えるようにしています。(結構な頻度でふっと手が止まりますw)

また、たとえ内容が本質的だったとしても、率直なフィードバックに一瞬シュンとなることもたまにあります(だって人間だもの)。

そんなふうに自分をうまくコントロールできない時は、幽体離脱という術を繰り出すのがおすすめです(決してカルト的な術の紹介ではありませんw)。

方法は以下のとおりです。

まず落ち込んでいる自分を俯瞰して見るイメージを持ち、落ち込んだ自分を眺めながら「あーモヤモヤしてるねえ」「まあまあ、あなたが悪いのではなく、仕事のやり方に改善点があっただけの話ですよ」「あなた自身は相変わらずいい感じですよ、うえーーい」と自分自身に心のエールを送ることにしています。(人と問題を切り離すってやつですね)

さらに言えば、幽体離脱とセットで美味しいおやつを食べるとこの術は効果てきめんです。
(大事なので何度も言いますが、ここでのおやつはとても大事です。そうですね、、セブンイレブンの「みたらし団子」などいかがでしょうか。脂質も低いのでダイエット中でもおすすめです。「脂質もどーんと来い」という方には成城石井のモンブランを推します。)

セブンイレブンのみたらし団子。串じゃなくてカップに入ったものが推し。
至極の一品。成城石井のモンブラン。何度でも推します。

ではわたしはいま何に向き合っているの?

「コト(事業)に向き合う」を大切にしているよ、と書きましたが、わたし自身、新卒で入った会社ではなかなか仕事に没頭しきれず、仕事について大変そうながらも楽しそうに話す友人達を見ては「自分はいまいち仕事に身が入っていない、これでいいんかな、、」と劣等感や焦りを抱いていました。

そんな時代があったことを周囲に話すと驚かれるほど今は楽観的&ポジティブに働いています(恐らく周りからは食べ物を与えればご機嫌になる奴、と思われている気がします。まあ大体正解です。美味しいもの is 正義)。

なので、自分の姿勢は大事なものの、大前提として、「コトに向き合う」が叶えられる環境に身を置くことも非常に大事だと思っています。

そんなわたしがいまLayerXでどんな「コト」に向き合っているのか、を最後にご紹介します。

わたしは昨年にフィールドセールスとして入社してから、「バクラク経費精算」・「バクラク電子帳簿保存」のプロジェクトチームに所属し、各プロダクトに対する営業ストーリーや営業フローの確立に携わってきました(現在進行系です)

バクラクでは驚異的ともいえるペースで新プロダクトが出るため、

  • メインターゲット・セグメント(業種・会社規模など)

  • お客様の課題や提供価値

  • 競合

といったプロダクトごとに営業戦略を考えるうえで基本となる要素も当然に異なります。
わたしはセールスという立場から、商談で実際のお客様の声を聞きながらこれらの要素を日々ブラッシュアップしつつ、それをもとに営業戦略を考える役割を担っております。ちょっとだけ具体的に書いてみますと、

  • 営業フローの策定

  • 営業資料・コンテンツ作成

  • 商談分析

こういった内容について自分なりの仮説を出しつつ、プロジェクトメンバー(PM・PMM・マーケティング・インサイドセールスといった部門をまたがるメンバー)と日次ペースで壁打ちしながら改善サイクルをまわしていく、というようなお仕事をしております。
(非常に刺激的でおもしろいのでこれに関してもまたお話したいと思います。)

「LayerX、組織も大きくなってきたしある程度「型」もできあがってるんじゃないの?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは半分正解で半分不正解、といえます。

心強い・頼もしいメンバーがたくさん入社してくれていることによって、毎日いたるところでいろんな仕組みが発明・改善されて仕事自体はどんどん生産性があがり、働きやすくなっています。

一方で、新しいプロダクトがコンスタントに出るので、その度に新たに戦略を考える必要があり、バクラクでは常に複数のGTM(Go to Market戦略)チームが組成されています。
入社して約9ヶ月が経過していますが、飽きることなく、むしろ仕事内容が日に日にチャレンジングになっていくことにワクワクしながら働けています。

わたしがコト(事業)に向き合えているのはこういった環境に身を置けていることも大きいです。(「周り」とか「自分」とか気にする余裕もない、というのが正しいかもしれません)

自身の経験もふまえると、自分の仕事に対する向き合い方とあわせて、そもそも自分が「コト(事業)」に向き合える環境に身を置けているか?も定期的に俯瞰して見つめてみることが大切だと思っています。

最後に

ここまで読んでくださってありがとうございます。

  • 内容にちょっとでも興味をもってくださった方

  • ご自身ももっと「コト(事業)」に向き合いたいぜ!という方

  • わたしも食べること大好きですよという方

いつでもお話しましょう〜。わたし以外のメンバーともOpenDoorで気軽にお話が可能です!誰と話してもワクワクを感じていただけるはず!


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