【女性ASD】「思考を止めた世界」があまりに美しくて息をのむ【ASD返上なるか!?笑】

物心ついたときから、当たり前にアタマのなかをぐるぐるぐるぐる駆けめぐっている「思考」。他人にはなれないのでわからないけど、かなり思考優位なASDなので、「一般の人」よりもその「駆けめぐる思考」の量は相当多いみたい。じぶんとしては空気のように当たり前すぎてわからないけど。

その「思考」を止めるトレーニングがある。前回の記事にも書いたけど。

トレーニングを始めてちょうど1週間。
たしかに思考が止められる感覚は人生初めて。めちゃくちゃ新鮮でおもしろい。思考が出てくるたびにそれを意識的に止めて、短い間ではあるけど「しーーんとした世界」を味わう。すごい。スゴイ。す・ご・い！

なにがすごいかって、脳内がしぃんと静かなこと。脳内静寂になると、今まで聞こえてなかったいろんな細かな「音」が聞こえてくる。見えなかったものが見えてくる。うぉぉ、なにこれ？　それはまるで、「いつもの見慣れすぎた景色」に、「映画化フィルター」なるものをつけられたような感覚。

自分の世界が映画になる。映画色に塗られる。
それは少し前に見た、「PEFECT DAYS」みたいな美しい光景。

そして、視界が広がる。それは視力とか「見えてる範囲 見えてない範囲」とか関係ない。まるで、ハンターハンターの「念能力」の「円」のような感覚なんじゃないかと。これはもしかしたら、能力が高まれば周囲100メートルに結界が張れるんじゃないかと妄想してしまいそうだ。

とまぁ、これまで感じたことのない世界を感じている。

しかしながら。

残念ながら、これまで使い倒してきた「左脳さん」は「右脳に負けてなるものか」と猛威を振るう。気づくと、以前にも増してアタマの中のおしゃべりがうるさい。引き戻し、戻り、引き戻し、戻り、その繰り返しが1日のうちで何十回も起きる。疲れるわ～～

自然体でいると、アタマのなかは「おしゃべり天国」。まあそうだよね、もう何十年も無自覚でつづけていたわけだし、急に変わるのにも無理があって当然。

まだ1週間なのだ。疲れすぎないように少しずつやっていくことにしよう。