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生物とアートに、恋した日。ⅱ

この時期になると夜、幻想的なものが窓から私の心へ届きます。

それは富士山の山小屋の揺らめく光。

かすかな光がゆらゆら〜。

機会見つけて私もあの光の先に足を運びたいです。

長年、富士山のイルミネーションを知っていたけれど、なぜか今になって心惹かれています。

いつもの景色になっていることも、
距離を置くと近くにあるものの
良さに気づくものですね。

(近くにありすぎて富士山の写真撮っていないことに気づきました。写真挿入したいけれど無かった〜。)




前回の投稿です。

もしよろしければお読みください。↓
↓読んでないと急に何?誰?ってなるかも。

7/10 DAY2

雨の降る中、ホテルから車を走らせる

【Check in】

朝の挨拶から始まり、2日目が始まる。

まず若菜さんが、誰もがアーティストであるという
考え方を大切にしていると伝えてくれた。
そして、

今の自分を表している、ここにある植物をもってきてこのピッチャーに入れてみよう。

というお題のもと、5分もらい、
forestgarden内をさまよい歩く。

持ってくる時間も、持ってくる場所も、
持ってくる植物と、持ってくる大きさも
バラバラだった。

小指サイズのミントを持ってきたり、
大型犬の胴の長さぐらいの長めの(?!)
ハルジオンを持ってきたり。

来た順に自分の思うがままに、生けていく。

なぜか、話を合わせたわけではないのに、
まとまりがあった。

どんどん人と植物が集まり、賑やかになる。

空間と似ているなとも思う。

一人一人選んだ植物と、理由を答えた。

私はアカメガシワ↑にした。

なぜ?

宿からここに向かうまでに植物の見え方が、
昨日から変化していること、
楽しくて仕方がないということを表現したかったから。

自分の考え方の癖も同時に気づく。

自分でこれにしようと決めたものの、
葉に何匹かアリがいるということや
どこから切っていいのか、不安要素が多くて、
誰かに聞きたくなって周りにいる人に聞いた。
これって今に関わらず、
何か困った時に人に聞いて、
誰かのGOサイン
欲しているな〜。自分だな〜。って思った。
伝えた。

順々に話していく。とにかく面白い。
笑えるというか、驚きと発見の連鎖。

ひとりがこれを

森の生け花

と呼んだ。言葉のセンスに驚いたが、納得した。

きっと、この生け花は1人欠けていても、
1人増えても別の作品になっていた。


その瞬間にしかできない、たったひとつの作品

アートってやっぱり好き。

個性が尊重されていて、

表現の違いを楽しむ感じ。

対話も、人の想う気持ちも好き。

大事な仲間が1人来れなかったけれど、
その1人が加わった別の景色も見てみたい。

自分の心がかなり震えた大切な時間だった。 

【Work4 ごみを豊かさに変えよう】

暮らしの中で使われていないもの・
要らないものってなんだろう

グループに分かれ話した。

・やたらあるボールペン
・海外のお金
・頂きもの
・生ごみ
・排泄物
・世の情報
・自分の才能(!)

自分にとって良いものでも…

ニーズを超えてしまう→過剰→ネガティブ

になってしまう。



だから、(自分に)適した量を得ることが大切!

選択することの大切さ、ときめくものを大切にしていく気持ち。

循環できる(矢印が一周できるような)取り組みができるものはしよう!

そこで講師の淳さんが教えてくれた。

①手を洗った水などのグレイウォーターを何段階にしてろ過をすること。

そして、そこにいると喜ぶような植物を植えてあること。バナナや里芋とか!
グレイウォーター、初めて聞いた。
自分達で自然の力を借りて濾過して土に還すのか。
なかなかすぐやろう!って思うほど簡単にはできない気がしてしまうけれど、いつか何かのときのために記しておきます。

自然の力を借りてきれいに。

ミミズコンポストで食べかすや刈った草などを肥料にしていく。

コンポストはやりたいと思いつつ着手できていないところだった。そしていまだ作れていない。


コンポストは生ごみが出たらポイポイ入れていくものだと思っていた。

育てていくように入れていく。

これも過剰にならないように、

炭素(C)と窒素(N)のバランスを見ながら

入れていくことが大事なようだ。段ボールもこの中に入れるのが良いみたい。
なるほど。

ミミズじゃなくても、微生物の力を借りて

循環できる暮らしを作っていきたいな。

【Permaculture kitchen】

⒉3人のチームに分かれて、

前菜チーム、おかず❶、❷、主食チーム、その他、
を担当する。

この gardenで採れるもの・食べられるものを
若菜さんが黒板に書いてくれた。

これも使って〜!とにかくシェアの精神がある。

自分達が持ち寄ったものと掛け合わせながら使う。

いい笑顔☺︎

はじめ!

それぞれgardenにある使えそうなものを探す人、
火を起こす人、
野菜を切る人、
カメラを撮る人。

キャンプとか行くとそうだけど、
役割いつも同じだなと、今になって気づく。

そうではないですか?

普段はやらないけれど、今回は火おこしを。

その時の自分には火おこしする意味があったようだ。

写真ありがとう!
私たちの作ったサラダ!
洗い物減らすために、葉蘭を敷いて!

じゃがいもインゲンの大葉とバジルソース和え
デーツとディルと大葉とトマトとバジルを乗せて。
オフグリットなので、ガスコンロではなく
火をつけるところから。

ズッキーニの揚げ物もここで!
藪萱草(ヤブカンゾウ)のサラダ🥗
gardenにある花を淳先生に聞くまさくん
全部説明したい!とっても美味しかったよ
マンドゥーラ!!

ある1班はマンドゥーラという
ちょっと怪しい名前のケーキを作ってくれた。 

多様性をテーマにしていて、
ケーキの『甘い』という固定概念を覆した。

中には酵素玄米
周りは海苔、上には味噌、周りにフルーツ、
花を飾る。

エディブルフラワー(食べられるお花)に感動した。

ホタルブクロって食べられるの?
これ食べられるの!童心をくすぐられた。

食べて、パワーアップ! 

表現できないぐらい、食には力が潜んでいる。 

私たちは頂き物で生かされているなと感じた。  

そして、そして、料理もアートだ。

【Work 5  tour in 先生’s home】

とっても気になっていた。
講師のお2人はどんな暮らしをしているのか。
パーマカルチャーの暮らし?

実際に暮らしているお家にお邪魔させてもらう。

家の設計図!良い!!!!!
植物を使ったお薬を教えてもらう。
好奇心を掻き立てられる。

本が沢山あったり、種を保管してあったり、
若菜さんの絵が飾ってあったり、廃材を活用したり、
流木を家具にしていたり、

ワクワクが止まらないお家でした。

住みたい。

システム化されたウズラの家も循環が起こっていてとっても面白かった。

餌も目の前で育てるのか!

お家ってなんだかんだ特別な場所、
1番落ち着ける場所、

だからこそ自分にとっての

心地よい暮らしをゆっくり一つずつ

作り上げていくことを、 
言葉と空間から教えてもらった。

【Check out】

雨が上がり夕日が差し込む。

わー素敵!
と、周りにいる人たちの目がキラキラ輝いていて、そんな人たちにも感動した。

終わりの時間が迫ってきた。

トライアルメニューと書いてある紙をもらって
家に帰ってできそうなことを考え、

3人グループでシェアする。

4.Apply self-regulation and accept feedback:
自律とフィードバックの活用

例)・完全な休みを取る
     ・自分の薬を作る

5.Use and value renewable resources and services:
再生可能な資源やサービスの活用・尊重

例)・木の剪定をする
  ・染色をする

6.Produce no waste:ゴミ・無駄を出さない

例)・コンポストを取り入れる
  ・ゴミのアップサイクル

グループメンバーに、こんなことをして…

と楽しそうに話す。

実際、楽しかった。

あと、シェアって減るものではなく増えるものだとここで感じた。


シェアして豊かな気持ちを沢山分かち合いたいと思う日々。

下にある【まとめ】よかったら読んでください! 

分かち合ってください!😅

解散後・・・

ギターを持ってきている子がいて演奏してくれて、

スイカを買ってきてくれてそれを川で冷やしてくれていて、スイカ割りをして、切ってくれて、

音楽に合わせて踊って歌って、

ハグして感謝を伝えて、

いってらっしゃいと見送ってくれて、


こころだけでなく体の隅々まで
満たされたような心地がした。

cool!
fun!
pretty!

【これからの暮らし】

ここからが本番、いかに暮らしの中で
この2日間学んだことを生かせるか。

実践できるか。

『しなきゃ〜』ではなく
やってみたい』『楽しみたい』を大事に、
自分が苦しくないように進めていきたいなと。

2日間が終わり、世界がちょっぴり変わった気がした。

⦅変化・やってみた⦆

・ベジブロス
(失敗したけど、お野菜のお料理に使わないところで出汁を摂る)
・草木染
・ハーブティーを作る
・植物から薬を作る
・瞑想を取り入れてみる
・物を繕う
・ゴミを捨てる前に何かに活用できないか考える
・発酵食を取り入れる
・エコラップ作り
・木の剪定
・歩きながら草を見る。
・苦手だったカマキリに感謝する。
・その辺に咲いていて無視していた草に興味を持つ。
・ホルモンの流れを想像して木の剪定。
・ゴミが少し減った。ゴミになるまでの時間が長くなった。
・微生物を知りたくなった。etc

元々好きなことに少しだけ意識して、
少しだけ上乗せしている感覚。

時間があるのでゆっくりじっくり取り組める。
きっといいこと。

なんだかホカホカ温かい気持ちが巡ってくる。

【まとめ】

自己満足になってしまうかもしれない、
だけど少しのワクワクで一歩を踏み出し


自分のため、
誰かのために、
自然のために、
何かのために、動くことで


微々たるものかもしれないけれど、
その力が集まると凄く大きなパワー
になる気がする。
パーマカルチャーは少し難しいものだと
思っていたけれど、

巡り巡って幸せになれる暮らしの選択の一つなんだと思う。
環境のために、という活動も増えている。

自分もそれをすることによって、
どんな気持ちになるかも私は大事にしよう、
したい。
selfcareですね。
この2日間の旅で、改めて
いかにいろんなもの(生物も無生物も)に
支えられて、生きているかわかった。

感謝🌱

生物と自然に恋した、濃ゆい時間でした。


読んでいただきありがとうございます!🍉


きっとあなたもたくさんのいきもの、ひと、植物、音楽、映画、好きなもの、目に見えないもの、が支えてくれている。

だから、頼りたい時はいつでも頼れば良いのかも!

(書きながら1番自分に伝えたいメッセージだと、しんみり。)

写真:たくやくん(殆ど)、若菜さん、りんかちゃん、まさくん、私

素敵な写真ありがとうございます😊

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