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ご褒美はどっち?~子猫と何だかわからない赤褐色のぬめぬめした生物の物語~

『ご褒美』~子猫Ver.~

ある日、小学校の帰り道、マリはお母さんから電話がかかってきました。「今日はテストでよく頑張ったね。お家に帰ったら、ご褒美にケーキを買っておいたからね」とお母さんは言いました。
マリは大喜びしました。ケーキが大好きなのです。早く家に帰りたいと思いながら、マリは歩き始めました。

しかし、途中でマリは困ったことに気づきました。
道路の向こう側に、小さな子猫がいるのです。
子猫は車にひかれそうになっていました。
マリはすぐに走って、子猫を助けました。子猫は無事でしたが、怖がっていました。マリは優しく子猫を抱きしめました。
「大丈夫だよ。私が連れて行ってあげるからね」とマリは言いました。

マリは子猫を連れて、近くの動物病院に行きました。
動物病院で先生に診てもらうと、子猫は特に怪我はなく、元気だと言われました。
「でも、この子は野良猫みたいだね。飼い主はいないみたいだ」と先生は言いました。
マリは悲しくなりました。
「この子を飼ってあげたいけど、お母さんに許してもらえるかな」とマリは思いました。

マリはお母さんに電話をしました。
「お母さん、今動物病院にいるんだけど、道路で子猫を助けたの。この子を飼ってあげたいんだけど、いいかな」とマリは言いました。
お母さんは驚きましたが、マリがテストでよく頑張ったことや、子猫を助けたことを褒めてくれました。
「わかったわ。それじゃあ、その子もご褒美にケーキを食べさせてあげてね」とお母さんは言いました。

マリは嬉しくて泣きそうになりました。
「ありがとう、お母さん!大好きだよ!」とマリは言いました。
そして、子猫を連れて家に帰りました。家に着くと、お母さんが待っていてくれました。
「おかえりなさい。これがご褒美のケーキよ」とお母さんは言って、美味しそうなケーキを出してくれました。
マリはお母さんに抱きつきました。
「これが私のご褒美だよ」とマリは言いました。

そして、マリとお母さんと子猫は一緒にケーキを食べました。子猫もケーキが気に入ったようでした。マリは幸せな気持ちで満たされました。
「これからも頑張ろう」とマリは思いました。


『ご褒美』~何だかわからない赤褐色のぬめぬめした生物Ver.~

ある日、小学校の帰り道、マリはお母さんから電話がかかってきました。「今日はテストでよく頑張ったね。お家に帰ったら、ご褒美にケーキを買っておいたからね」とお母さんは言いました。
マリは大喜びしました。ケーキが大好きなのです。早く家に帰りたいと思いながら、マリは歩き始めました。

しかし、途中でマリは困ったことに気づきました。
道路の向こう側に、何だかわからない赤褐色のぬめぬめした生物がいるのです。
何だかわからない赤褐色のぬめぬめした生物は車にひかれそうになっていました。
マリは驚きましたが、勇気を出して走って、何だかわからない赤褐色のぬめぬめした生物を助けました。
何だかわからない赤褐色のぬめぬめした生物は無事でしたが、不気味に鳴いていました。
「ビッヒュー」
マリは恐る恐る生物を抱きしめました。
「大丈夫だよ。私が連れて行ってあげるからね」とマリは言いました。

マリは何だかわからない赤褐色のぬめぬめした生物を連れて、近くの動物病院に行きました。
動物病院で先生に診てもらうと、まず先生は写真をパシャパシャ撮りだしました。
マリは「この子大丈夫?」と聞くと先生は我に返りました。そして、何だかわからない赤褐色のぬめぬめした生物は特に怪我はなく、元気だと言われました。
「でも、この子は何だかわからないね。どこから来たんだろう」と先生は言いました。
マリは不安になりました。
「この子を飼ってあげたいけど、お母さんに許してもらえるかな」とマリは思いました。

マリはお母さんに電話をしました。「お母さん、今動物病院にいるんだけど、道路で何だかわからない赤褐色のぬめぬめした生物を助けたの。この子を飼ってあげたいんだけど、いいかな」とマリは言いました。
お母さんは何を言っているのかわかりませんでしたが、マリがテストでよく頑張ったことや、何だかわからない赤褐色のぬめぬめした生物を助けたことを褒めてくれました。
「わかったわ。それじゃあ、その子もご褒美にケーキを食べさせてあげてね」とお母さんは言いました。

マリは嬉しくて泣きそうになりました。
「ありがとう、お母さん!大好きだよ!」とマリは言いました。
そして、何だかわからない赤褐色のぬめぬめした生物を連れて家に帰りました。
先生はなぜか残念がっていました。
家に着くと、お母さんが待っていてくれました。
「おかえりなさい。これがご褒美のケーキよ」とお母さんは言って、何だかわからない赤褐色のぬめぬめした生物を見て、美味しそうなケーキをひっくり返してしましました。
ドジだなとマリは思いましたが、マリはお母さんに抱きつきました。
「これが私のご褒美だよ」とマリは言いました。
ぬめぬめした手がお母さんを包み込みました。

そして、マリとお母さんと何だかわからない赤褐色のぬめぬめした生物は一緒にケーキを拾って食べました。
何だかわからない赤褐色のぬめぬめした生物もケーキが気に入ったようで、お母さんの顔くらいに口を開けて食べました。
マリは不思議な気持ちで満たされました。
「これからは本当に頑張ろう」とマリは思いました。


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