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お笑い芸人1年より放送作家5年

連想して見るということ。

僕は調理師免許を持っています。
これを持っていると料理できるんだという信用になります。
料理する仕事に受かりやすくなります。

しかし、この調理師免許は美容師の仕事には効力を発揮しません。
本当にそうなのでしょうか?

僕は居酒屋でバイトしていた時に、元美容師の人が厨房の料理長でした。
その人は短髪の金髪でピアスでヒゲのどう見てもおしゃれ美容師の風貌です。
そんな人が料理をやるきっかけは、料理も髪型と一緒で美を作るという感覚では同じ。そしてだんだん料理を作ることが面白くなっていったと言っていました。
その人が作る料理は抜群に見た目が綺麗です。
料理は味だけじゃなく見た目もありますから、いかにおいしそうに皿に盛るかというところが髪型と一緒なのかもしれません。
美容師の経験が調理師にうまく反映しています。
なので調理師と美容師は共通点があるということです。

もしもあなたがレストランのオーナーなら、調理師1年やっている人と美容師5年やっている未経験の調理師になりたい人だったらどちらを取りますか?
この話を聞かなかったら問答無用に調理師歴1年を取ると思います。
しかしもしかしたら美容師歴5年を取った方が良かったとなる可能性もあります。
これが連想して見るということです。

もっと連想しやすいところで言えば。
お笑い芸人1年やっている人と放送作家5年やっていたお笑い芸人になりたい人。
自分の事務所にどちらの芸人を所属させますか?

厳密に言えば見てからですが、僕なら放送作家を5年やっていた人に期待します。
放送作家も面白いことを考える職業ですし、お笑い芸人とも近いのでよく見れていると思いますし、そしてそれを5年やっています。
なのでお笑い芸人歴1年の人より、お笑い芸人未経験ですが放送作家5年やっていたお笑い芸人になりたい人を取ります。

というように、僕はお笑い芸人をやっていたからわかるのですが、決める立場にある人はどこまで見ているのでしょうか?

とにかく思うことは、その人の経歴や肩書をもう少し深く連想することが、新たな発見にもなるなあと思いました。

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