粗さゲームズ3本目:デビルカー暴走中!

3D時代到来!

明日はPS5の発売日。私は申し込んだ抽選全てに落っこちたので、店頭販売を待って購入するつもりだ。今のゲームに慣れたゲーマーにはあまり新鮮な映像体験とはいかないかもしれないが、初代PSが出た時には、もうホントに度肝を抜かれたものだった。

飛行機飛んでる! 車走ってる!

PSとSSは家庭で本格的な3Dゲームを提供できた、最初のハードと言ってもいい。PCやゲーセンでしか味わえなかった3Dポリゴンが、コントローラーによって自在に動くのである。

そして映像の進化は一目で分かるほど。PSと同時購入したソフトはリッジレーサーとエースコンバットだったことを覚えている。最初に遊んだのはエースコンバットの方だった。OPの戦闘機の編隊飛行に感動し、傭兵となってクーデター軍と戦うという「エリア88」リスペクトな設定に燃え、ひたすらバックを奪い合うドッグファイトに熱中した。戦闘機の動きに合わせて体をくねらせて戦う私は、間違いなくエースパイロットであった。

で、本題のリッジレーサーの方である。こちらはPSローンチタイトルで、電撃プレイステーション(もう定期刊行終わったって…)でも繰り返し記事を見ていて、ゲーセンでも見ていたものだから、家でプレイするのを楽しみにしていたソフトであったのだ。

ソフトをセットして電源を入れると…なぜかギャラクシアンが始まった。頭に?マークを浮かべながらもとりあえずプレイ…そして本編が…

「き、綺麗だ……!」

第一印象は「綺麗だ」であった。日差しがまぶしい青空に、海辺の街がサーキットとなり、色とりどりのレーシングカーが爆走していたのだ。もちろん今見れば見劣りするかもしれないが、当時のSFC→PSへとランクアップした子供たちからすれば、決してその光景は誇張ではない、知らぬ異国のカーレース会場であったのだ……

そしてレースに参加した私は、次々にライバルたちをぶっちぎり、やがて漆黒のライバルへと出会うのである……

デビルカーとの死闘

デビルカーの存在は当然知っていた。そしてあの車に乗るためには、奴に勝たねばならないということも。

当然のことながら速さはこれまでのライバルたちとは段違いである。初戦はあっという間に抜き去られた。それから何度やっても結果は同じ……

勝つためには対策を練らねばならない。その結論にたどり着くのに時間は掛からなかった。コースを覚え、車の特性を理解し、デビルカーに抜かせない位置取りを徹底した。その甲斐あって見事、私はデビルカーに後塵を拝させることに成功したのである。

というわけで、実際に使えるようになったデビルカーだが……

「なんか微妙だな……」

あんなに早かったデビルカーが意外とそれほどでもないように思えたのである。なんだろう、ラスボスとして恐ろしく強かったベガ(スト2)もターボになって実際に使ってみるとそうでもないという現象であろうか。

結局は、レース界は実力がものを言うのである……


追記:電撃プレイステーションの思い出話もいずれ書くつもりです。

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