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奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール

1.導入・結論

「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」を観ましたた。単に「綺麗なお姉さんに遊ばれちゃったね」というような映画かと思っていたら、「狂わせる」というのが人それぞれだなあと考えてしまったので、アウトプットしておきたいと考えました。

監督は「モテキ」「SCOOP!」等を観たことのある大根仁さん。大河もやっていたのは知らなかった。「バクマン。」もまだ観ていないから観よう。

2.概要(ネタバレ)

主人公は奥田民生の生き方に憧れる33歳編集マンの男性。普段はゆるっと、しかし決めるところは決めるというところに、カッコ良さを感じているという。男として共感するところもあるなあと感じました。

そんな主人公が、美女に惚れて、意外と簡単にお付き合いできて、でも二股か三股かそれ以上をかけられていて、そんな彼女に生き方を「狂わされる」お話。

3.面白みを感じたポイント

「狂わされる」というところについて、二股かけられていた人の中には、気が狂って犯罪者になってしまったり、立ち上げて長年大事にしてきた雑誌が廃刊になってしまったりという人もいるけれど、主人公は社会的には成功している」ことが面白いと感じました。

彼女に振られてから3年後、主人公は編集者として成功し、明かに「良さそう」な衣服を身に纏い、女性にもモテて、人気作家とお付き合いしている。人から見れば、自由にやりたいことをやれるようになったとのこと。

でも、自分のなりたかった自分「奥田民生」にはなれなかった。彼女から学んだ「自分を変えるのではなく、他人からの見え方を変える=相手に気に入られる自分になってモテまくる」ことを実践したら、自分も変わってしまった。「他人からの見え方」を変えるということは、自分自身を変えることになってしまったのかな?と感じました。

ラストは華やかなパーティーを抜け出し、立ち食い蕎麦屋で安い蕎麦をすすっていたら、過去の自分が見えてきて、泣いてしまうというラスト。彼もまた、社会的には成功していても、彼女に「狂わされてしまった」一人だったという。。

4.まとめ

序盤の奥田民生に憧れる主人公は、緩くて仕事もうまくいかないけれど、とにかく楽しそう。ラストの悲しげな主人公とのコントラストが効いていて、自分の生きたいように生きるっていうのは幸せなことなのかもなと感じました。

しかしながら、私自身は流されやすく、普通に生活していると、自分の生きたいように生きるってできないよねえと感じました。

こういうことをコメディタッチでさらっと感じさせてくれる、いい映画だなあと感じたというまとめでした。




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