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コーヒーのじかん。【花嫁】

先日嬉しい知らせがありまして。

中学時代、席が前後だったというだけで仲良くなり、以来ずっと交流のある友人の結婚が決まったとのこと。

彼女はお父さんが大学教授、お母さんが自宅でピアノの先生をしている、絵に描いたようなお嬢様。
出会った時からずっとお人形のようにかわいい感じの子。

見た目の話は今も変わらないんだけど、
一緒に大人になっていく過程で、
なぜか彼女には途中で急に反抗期がやってきて、
愛煙家で大酒飲みに。

とはいえ、芯は変わらず、
よく笑うし面倒見がいいので、彼女を慕う友人や後輩はものすごく多いし、
機転がきくから先輩にもいつでもどこでもよく可愛がられてる。

私はタバコもお酒も全然だめだし、残念ながら愛想もない上に人に囲まれるようなことはちょっとという感じで。
いや残念だけど、ほんとに彼女と私はまったくタイプが違う。
のだけれど、表面的なそれではなく、私たちはずっと仲が良い。

人生初めてのアルバイトを一緒のところで始めて。
毎日帰り道に寄り道して、何時間も色んな話をして、最後はげらけら笑いあって家に帰るような時期があって。 
今思えば、たった2年くらいの話なんだけど、あの時に築いた私たちの信頼関係はものすごい。
思春期特有の、楽しいことばかりじゃない毎日を、2人で分けあってなんとか苦い成分を薄めていたような感覚がある。

お互いに万が一何かの拍子で友情が破綻しても、
きっと「私がいけなかった、ごめん」って思う気がする。

そんな大切な彼女の唯一といっていい残念ポイント。
それが、男性をみる目のなさ。

私にあるかと言われれば、それもどうかなとは思いますが、「でもさすがにそれはない」ということばかり起きていて、
こればっかりは彼女の数多い友人誰の忠告をもってしても、ここまで効果ゼロ。

それがこの度ようやく。
満を持して。
彼女のご両親含め、誰もが満場一致で「よかった。本当に良かった。」というところに落ち着く次第です。

お式には、家族ぐるみで参列させてもらえることになり、今からうきうきです。
彼女の花嫁姿、楽しみだな。

結婚って、それが全てではないし、
それだけで幸不幸や、価値の有無とか図れないとはわかっていながらも。
 
何気ない毎日を、誰とどんな風に過ごすのか、
何かあっても、その先に、
笑顔が想像できる人と出会えることの素晴らしさは、
やっぱりかけがえのないものだと思うから。

おめでとうねぇ。

今日のコーヒー
豆・タンザニア
量と温度・10gを90℃で140㏄
前回のキリマンとは違って、特に銘柄のないタンザニア。キリマンよりコクがしっかりあってどしんとくる。後味がチェリー系でちょっと雨模様の今日の感じにばっちりでした。


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