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タンゴ留学前に私が知っておきたかったこと

こんにちは。
ブエノスアイレス在住、タンゴライフアドバイザーのAKANEです。

「タンゴ留学前に私が知っておきたかったこと」
このテーマについてなら一晩中でも話せそうです。

が、そこをなんとか4つに絞って紹介していきます!

タンゴはアルゼンチンではメジャーじゃない

「アルゼンチンタンゴ」っていうから、アルゼンチン人はみんな踊れるのかと思うじゃないですか。
そこは違って、タンゴ(音楽のカテゴリ)を聴いたことがあるって人はいるけれど、タンゴを踊れる人は、アルゼンチンでもごくわずか。

しかもタンゴはアルゼンチン全土ではなくて、首都ブエノスアイレスの港町の踊り。
アルゼンチンを代表する民族舞踊はフォルクローレで、タンゴはこの国の中でも実はマイナーな踊りです。

ただ、タンゴは今や世界中で踊られていて、ブエノスアイレスが発祥の地として世界中からタンゴ愛好家が訪れる憧れの土地であることはたしか。

ブエノスアイレスの街には200以上のミロンガと呼ばれるタンゴの社交場が点在していて、タンゴ愛好家達が長期滞在したり留学したりして、ブエノスアイレスのタンゴを感じようと必死になっていてタンゴ密度が濃い。

そしてこの街で歴史を刻んだタンゴの残像や失われつつあるタンゴの香りを探すことも愛好家にとっては至福の時間。

観光客はタンゲリアでショーを観て、タンゴの絵や置物、はがきやマグネットをお土産に買っていく、タンゴがこのブエノスアイレスの街を彩る一つのイメージ要素であることは、間違いないのです。

日本を語れる日本人であれ

この国にいると、スペイン語のクラスや自己紹介が必要な場面で「日本について語ってください」という場面によく遭遇します。

アルゼンチン人の多くは、遠い異国の小さな最新テクノロジーの国、日本に興味津々。
ここでスラスラと語れる方は良いのですが、私のように奥ゆかしい日本人はちょっと難しい。
「何をどう語ればいいんでしょうか?」という、スペイン語以前の問題にぶち当たります。

自分の自己紹介と合わせて、日本のおすすめスポットや魅力を語れるよう準備しておくと良いでしょう。

また、材料や器具のない場面で日本料理を所望されることも。
どんな環境でも失敗しない得意料理を何か用意しておくと便利です。自分が日本の味が恋しくなった時にも有効。

私のおすすめは鶏の唐揚げ。アルゼンチン人のうけも良い。
必要な商品はスペイン語でメモして、片栗粉はコーンスターチでも代用可能。

肉屋に鶏肉を買いに行ってしまうと、鳥一羽をさばくことから始めなければならないこともあるので、大手スーパーに行ってカットされた鶏肉を買うことを覚えておいて。

できない、やれない、を決めているのは自分

私が留学しようと決意したのは35歳。
これからの人生で結婚も子育てもしてみたい。帰国して子供を産むタイムリミットとしてもう時間がないと思い、すぐに行かなくては!と決めました。
結婚して、子供ができてから留学はできないと思い込んでいたんです。

結果的に私の場合はそれが決断理由になったのですが、ブエノスアイレスに来てみると、旦那さんやお子さんがいても留学する人や、ご両親に介護が必要でもあの手この手で留学したり、長期滞在している人がいてびっくりしました。

できない、やれない理由を挙げるのはとても簡単で、私たちはやりたいと思っても常に理由を作って諦める思考になりがちなんだ、と気がつきました。

本当にやりたいことがある人は、どんな理由があっても来ています。

「タンゴ留学、タンゴ滞在に行ってみたいけど、私は〇〇があって…」と思った方。

その選択、ファイナルアンサー?
やりたいことをかなえる道、きっとありますよ。

どんな留学にするか、滞在にするかをとことん考える

自分にとってこの留学をどんなものにしたいか、事前に留学や滞在のゴールを考えることがとても大事だと今なら言えます。

海外生活の不安に意味の通じないスペイン語。練習しても練習しても成長した手応えのない毎日。でも目指すゴールが明確なだけで成長実感は高くなり、テンションを保てて、病むリスクが減ります。
留学や長期滞在は楽しいことばかりではありませんから。

日本に帰国するときどうなっていたいのか?
特に強い目的を持った留学の場合、スタート地点が違います。

私の最初の1年間は、日々ガムシャラに生きているのに、何も掴んだ気がしませんでした。
毎日自分と向き合って、自問自答。どう進みたいのか、どうしたいのか、それは本当に自分の意思なのか、何かの影響なのか。そんなことを考えながらもがいていた時間が長かったように思います。

実際はゴールを決めていても、留学を始めてみたら変わってしまうことや、目標が増えることがあっても良いのです。

まずはゴールを決める。

自分の進む道を明確にすることで、滞在期間や予算、学ぶ先生や住む場所も定まってきます。

ゆっくり長期滞在して学びたい、踊りたいという方も、周りに振り回されたり、体調を崩したり、危ない目に遭うというリスクはあるのです。そうならないよう、楽しく過ごせるゴールを設定し、それに合わせて滞在の準備をしたいですね。

過ぎてしまった時間にはもっとこうしておけば良かったと思うことが多いもの。
まだまだたくさんあるのですが、今日はこの辺りで。

「タンゴ滞在、タンゴ留学してみたい!」
という方のために留学・長期滞在カウンセリングを行っています。

「私でも行けるかな?」
「ずっと考えていたけど、誰に相談して良いかわからなかった!」
「行ってみて実際どうですか?」
「最近のブエノスアイレスは大丈夫?」

ざっくばらんにそんなお話をしながら進めていく90分です。
下記のURLより詳細見てみてくださいね!

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