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プロジェクトを横断して新機能を開発した話

akane endo

こんにちは、デザイナーの遠藤です。先日マネーフォワード MEのアップデートで「個別資産詳細」というページがリリースされました。(HOMEカンパニーのこちらの記事も参照ください)こちらの開発の経緯と、自分が学びになった点について今日は書いてみたいと思います。


マネーフォワードMEに追加された個別資産詳細ページ

プロジェクトの体制が整わない時

こちらのプロジェクトは当初、マネーフォワード MEに付随する機能の開発が目的ではなく、新規プロダクトとして個人お客様の投資のサポートすることを目的に発足していました。
ですが、なかなか新規開発にともなうリソースが整わない状態でスタートしていたため、メンバーの不安が募る中プロジェクトは進んでいました。
そして徐々に、開発のリソースを集中させるため、マネーフォワードME内の機能としての開発として進めようということになりました。

別プロジェクトとしてスタートする時

開発リソースの問題は解消されたところで、次は元から想定していたプロジェクトをどのようにME内に沿った形に変化させるか、ということが議題の中心になってきます。
ここで私は一番悩みました。なぜなら今まで自分たちが「新規プロダクト」として想定して作ってきたデザインや体験設計を崩していかなくてはならないということで、いわゆるサンクコスト効果(※)が働いてしまったことです。

※サンクコスト効果とは、過去にリソースを投資したもののすでに回収不可能であり、さらに投資を続けることは損失につながるにもかかわらず、何かを行ったり、継続したりする心理効果のこと。

これが自分だけならともかく、何となく周りの方も今まで作ったものを否定せずに上手くいかそうとしてくれていた状態(マネーフォワードの方は優しい方が多いので気を遣ってくださり…)がさらに心理的に追い討ちをかけます(笑)
その状態としては、マネーフォワード MEのアプリの既存機能をそのままにしながら、画面内にリンクを付け足し、新規プロダクトとして考えたものをそのままWEBビューで反映させるという状態でした。
「確かに無理矢理やっても、一部の人は何とか使ってくれるかも?」「でもこれ絶対気づかないし、いきなり意味がわからないよなあ」「みんなが一生懸命考えてくれて何とかうまく動いていきそうなものを、自分がまたひっくり返してはいけないかなあ…」などなど自分の頭の中はぐるぐる思考が渦巻いていました。結果、何にもデザインが進まないままFigmaの画面を呆然と眺める日を3日くらい過ごしました(笑)

その週、デザイン部の部長との1on1で自分のモヤモヤを吐き出したところ、「それはみんなに話した方がいいよ!」ということになり、思い切ってプロジェクトメンバーに話したところ、「じゃあ、社内のユーザーインタビューで意見を伺ってみよう!」とPMがすぐに方向転換をしてくれたことで、徐々に本当にユーザーにとって必要とされているプライオリティの高い機能が炙り出されていくことになったのです。

視野が狭くなっている時こそ、ユーザーの声を

今回の経験で実感したことは、「大事なポイントは圧倒的にユーザーさんの中にある」ということです。ユーザーフォーカスを掲げる弊社では当たり前のように聞き慣れている言葉ではあるけれど、自分がいざ同じく働く環境の仲間のことに気を使いすぎると、ユーザー視点が抜けてしまうのだということに気づきました。日々ユーザーフォーカスを心がけているつもりが、視野が狭くなり自分のバイアスでいつの間にか無かったことにしてしまう恐ろしさを感じます。

また、自分一人ではなく周りの人に頼ることで、違う視点をもらえたり新しい解決法を生み出すこともできるということも、身をもって感じました。普段一緒にお仕事をする機会もなかったMEチームの皆さんも、フラットな視点で気づきを与えてくださり、結果ユーザーさんに満足いただける機能を作ることができ、とても良いチームワークが発揮できたと思います。

今回の開発を通じ、今後もマネーフォワード MEは投資で個人のお客様の課題解決に取り組みますので、今後ともどうぞよろしくお願いします!

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