カーテン
こんにちは。二回目の投稿です。
娘はまだ赤ちゃんの頃から、カーテンの動きをよく見ていました。
歩けるようになると、カーテンの中から登場したりして、みんなを笑わせてくれました。
今も、カーテンが舞い上がると、「ねぇ、お母さん見て!」と指さして、
風を教えてくれます。
どうぞ、お子様に読んであげてください。
「むぎちゃん」は、ぜひ、お子様のお名前で。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
むぎちゃんは、お部屋の窓の前に座っていました。
外はとってもいい天気です。
カーテンが「むぎちゃん」と呼ぶように、ふわっと舞い上がりました。「あ!なんだかいいにおい。くんくん、これはお花のにおいね!いい風。いいにおい。」
むぎちゃんは嬉しそうにお鼻を動かしました。
カーテンはうれしくなって、また、ふわっと舞い上がりました。
「あら、今度はなんのにおい?くんくん、これはお隣のパン屋さんのにおい!いい風、いいにおい。」
むぎちゃんは、おいしいクロワッサンを思い出しながら、お鼻をくんくんしました。
カーテンは、またうれしくなって、ぶわっと舞い上がりました。
「わぁ、今度はなんのにおい?くんくん、げげげ!これは、お父さんの足のにおい!!」
よく見ると、カーテンの足元に靴下が一足落ちています。
「いい風じゃなーい!」
むぎちゃんは、ぷんぷんおこりました。
カーテンはしょぼんとしぼみまいた。
「いい風おいで、いいにおいおいで」
むぎちゃんが優しくそういうと、カーテンは元気にぶわわわわっと舞い上がりました。
むぎちゃんの髪も舞い上がりました。
「わぁ!涼しい!今度はなんのにおい?くんくん。これは、うーんと・・・せっけんのにおい!いい風、いいにおい!」
すると、カーテンの向こう側に、お母さんが洗濯物をかかえて立っていました。
「いい風ね。」おかあさんは言いました。
「うん!いい風ね!」とむぎちゃんも言いました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・end
p.s.お父さんの足のにおいが臭くないときは、お子さんが苦手なもののにおいとかでもおもしろいかもしれません。パンのにおいも、クッキーやフライドポテト、うなぎのかば焼きなど、パパママのセンスで変えてみてください。
サポート頂けましたら、娘へ絵本を買おうと思います!オススメの絵本があったら教えて下さい!