保育園で働いている中で、自粛について思うこと

保育園看護師も3年目に。
3年目の今、これはこれは正念場だと思う。
保育園の自粛という前代未聞の事態。

区から自粛要請がでて、たくさんのご家庭にご協力をお願いした。ほぼ休園の勢い。
保育園を閉めようだなんて、今までの歴史であったのだろうか。

休園や自粛をきっかけに、親子で過ごせる長い時間を持てた方々には、
ぜひ、愛のある時間を過ごしてほしいなあ…なんて。

子どもがいると、仕事も家事も進まなくて、どうしてもイライラしてしまうと思う。
でも、保育園で過ごしていると気付けなかったかもしれない
子どものいいところを、成長を、
かみしめて欲しい。

いっぱいいっぱい愛してあげてほしいなぁ。

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そんなことを思いつつも、
急に家で子どもをみてと言われて
困っている親御さんはたくさんいるのが現実でして。

ここ数日しんどかった。ほんとうに大変だった。
いろんなひとに対して、いろんな思いはある。でも。


私たちも、本当は子どもたちと会いたい。
新入園児がやっと保育園に慣れた頃なのに、
会えないなんて。

子どもの成長ってあっという間だから、
次会う時には、
あの子は寝返りがうてるようになっているのかもしれない。
あの子は歩き始めているのかもしれない。


さみしいなぁ…。


でも見えない感染症から命を守れる保証がないこともわかっている。
赤ちゃんなんて抱きしめることが基本だから、保育園なんて国が言う避けるべき「3密」でしかない。

そうは言っても、私の働いている区は、規模を縮小しながら開所し続けている。



園に預けるのは親御さんで、
ハイリスクに晒されるのは子どもたちで。


そもそも、
預けざるを得ない社会があるわけで。

誰も悪くないのよね…。


ただ、


もし自分の子どもがコロナに感染しているとなったら、
職員でも子どもでも、園の誰かが感染して休園になったら、

親御さんは保育園を責めるだろう。
行政も守ってくれないだろう。


そんなギリギリの中で私たちは働いているのだよ。
きっと国のおえらいひとたちはしらないんだろうけれど。


この土日はずいぶんとぐったり、何もできない、ゴロゴロ。
知らず知らずのうちに神経がすり減ったみたい。
おいしいものを食べて、明日からまたがんばろう〜
少人数だけれど、子どもたちが待っているぅぅ。

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