重陽の節句に読んで頂きたい、皆川博子の短編『黒塚』。

齢八十を迎える老女の「殺した男の、名も知りませぬ。」の告解から始まり、嫁いできた若かりし頃から、菊を育て、重陽の節句の儀式を続けることが物語と彼女の人生の要になっていく。

この女性の生を、どうか一緒に辿って欲しい。
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