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【お悩み相談】お金のある・ないの波について

こんにちは、香月です。
今回も、ココロノマルシェに頂いたご相談に回答してみたいと思います。
※ココロノマルシェとは・・・
人気カウンセラー根本裕幸先生のお弟子カウンセラーたちが回答する無料のお悩み相談掲示板です。どなたでも無料でお悩み相談できますので、是非ご利用ください。

わたしは「結婚=お金と我慢のトレード」という思想を持った過干渉な母のもとに生まれました。父は「誰のおかげで飯が食えている?」が口癖の、典型的な昭和タイプです。二人は恋愛結婚ではなく、父はバツイチ離婚調停後・母は半年貢の納め時にマッチングで結婚しました。仕事は父の自営業を母が手伝う形で生活しています。

父は自営業なので収入に波がありました。それを母は逐一過度に受け止め、日頃から「うちはとっても裕福なのよ」と「もうお金がない。終わりだ」というのを繰り返し伝えられてきました。結果、今も私自身お嬢様的な、余裕綽々な不労思想と、底無しの不安の挟み撃ちにあっています。お金系のワークは一通りやったつもりなのですが、やはりこの波のせいでいまだに翻弄されており、仕事にしたいことも、お金をもらわないならやりたいけれど、お金を貰うと考えると体が止まってしまいます。

パートナーシップ・親子・お金の関係と、いろいろ交錯していて自分では光が見えませんので、お力添え願えますと幸いです。
(peonyさん)

peonyさん、はじめまして。
カウンセラーの香月あかねです。
いただいたご相談に回答していきたいと思います。

peonyさんのお見立て通り、ご相談内容は単純にお金の問題ではなさそうに見えます。お金のワークもご自身で挑戦なさったということで、問題解決に向けて努力されてこられたところ、本当に素晴らしいと思います。ご自身でなかなか深掘りするのが難しいところを探っていくヒントとなるようなことを、本日は少しお伝えできたらと思います。参考になればうれしいです。

①お金のイメージ

ここはもうpeonyさんが挑戦されてきた部分かもしれませんが、全体像をわかりやすくするために少しお話させてください。

peonyさんにとってお金とはどういうイメージでしょうか?
(わかりやすく擬人化してみてもよいかもしれません。)

たとえば、
・お金はいつもそばにあるもの
・お金は必要な時に助けてくれる
というような良いイメージもあれば、
・お金は汚らわしいもの
・お金は人間関係を壊すもの
などの悪いイメージの場合もあります。

peonyさんの場合は、
・お金は気分屋
・お金は不安定なもの
というような感じがぴったりくるでしょうか。

このイメージを良いものに変えていく必要があります。

②どうしてこのイメージになったのか?

お金のイメージを培った背景に関しても、ご相談内容からpeonyさんの中に心当たりがあるようですね。(非常に頭の良い方と拝察します・・・!)

そうです、お母さまの影響です。

>日頃から「うちはとっても裕福なのよ」と「もうお金がない。終わりだ」というのを繰り返し伝えられてきました
というところから、この価値観が刷り込まれてきたのはほぼ間違いないと思います。

しかしながら、お母さまの影響を受けている価値観はそれだけではないものと思います。

>「結婚=お金と我慢のトレード」
この部分。結婚に関しての価値観、すなわちパートナーシップについての価値観も大いに影響を受けているものと感じます。

では先ほどと同じように、peonyさんは結婚に対してどんなイメージを持っていますか?

ここからは推測になってしまいますが、peonyさんはお金をパートナーが稼いできてくれるもの、というふうに思ってはいないでしょうか?
それは傲慢、ということではなく、「私にはお金を稼ぐことなんてできない」という自己価値の低さに由来するもののように感じました。

お母さまが恋愛結婚ではない結婚をされたこと、それは生活していくためには仕方なかったということ、パートナーに稼いでもらわないと生活ができないということ・・・そのような価値観をお母さまから受け継いでいるのではないかという風に感じました。

だから、
>仕事にしたいことも、お金をもらわないならやりたいけれど、お金を貰うと考えると体が止まってしまいます
ということになるのではないかと思います。これは言い換えれば、「私のすることにはお金をもらう価値があるのか不安」ということに他ならないからです。

なので、peonyさんに必要なことは、
・お母さまの価値観から離別すること、すなわちお母さまを手放すこと
・大人の自分として、自分軸の価値観を形成すること
・自分の価値を受け取り、「私のすることにはお金をもらう価値がある」と思えるようになること

この3つかなと思います。

③まずは手放しに取り組む

お母さまの手放し自体は、結構ハードルが高いと思います。peonyさんのお母さまとの関係性がご相談文の中には書かれていなかったので、このあたりは直接お話を聴いてみないと判断が難しいのですが、母との癒着というのは多くの人が抱えるテーマです。(もれなく私もです笑)

なので、これ自体はカウンセリングなど誰かの力を借りながら取り組まれるのが良いと思います。お母さまに言いたかったけど言えなかったことを解放したり、そのうえでお母さまに感謝をして、手放していくというプロセスが必要になると思います。

手放しに取り組まれた後は、先ほど②でも申し上げた大人の自分としての価値観をアップデートすることです。今まで大いにお母さまの影響を受けてこられたところから、その影響を手放して、「自分ならどう思う?」「自分ならどうする?」ということを選択のたびに意識していくことが大切です。きっとこれができれば、「結婚=〇〇」の部分の内容も以前とは全く違うものになると思います。パートナーシップもきっと進展するはずです。

そして、ご自身の価値をしっかりと受け取ること。peonyさんは、とても努力家で頭の回転も速い人だと感じます。今のままでも十分価値があるはずです。今の自分に「ない」ものではなく、「ある」ものを見ていきましょう。ご自身の価値観をしっかり身に着け、自分の価値を認められれば、きちんと自分の仕事でお金を受け取れるようになりますよ!

少し長い道のりになるかもしれませんが、まずはお母さまから刷り込まれた価値観を手放す、ということに取り組んでいただけたらと思います。カウンセラーはいつでもそのお手伝いができますので、おっしゃってくださいね!

peonyさんの幸せをお祈りしております!

香月あかね

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