工業高校卒>Fランク大学文系?

「これまで大卒者の生涯賃金は高卒者より5000万円ほど高いといわれてきたが、難関大学から大手企業に就職すれば生涯賃金は高くなるだろうが、一般的に賃金が低いとされる飲食業界や小売業界だとそうなりにくく、高卒で大手メーカーなどに就職したほうが高くなるケースはいくらでもあるだろう。また、高卒でIT系の専門学校を出て、最初は賃金が低い小さなシステム開発会社やSES企業に入り、経験を積んで大手IT企業に転職できれば生涯賃金は大きく跳ね上がる可能性もあり、必ずしも『大卒=高い生涯賃金』というわけでもない」(キャリアコンサルタント)

ビジネスジャーナル

工業高校卒業生のほうが、Fランク大学文系よりも年収が高くなる可能性が出てきた。いまや、工業高校生徒の求人倍率は10倍以上だ。工業高校の生徒は大学文系とは異なり、機械や電気、土木など即戦力スキルがある。そして、巨大メーカーのトヨタ自動車、三菱重工や電力会社でも一定数は工業高校卒業生を採用する。その場合、中堅中小社員の大卒よりは生涯年収は上であろう。

私のオススメは高専である。ロボットなど実践的な授業ばかりだ。国立高専の場合は偏差値62~65くらいはあるが(高校受験の偏差値)、猛勉強すれば受からないこともないだろう。公立トップ高校に行っても全員が旧帝大や早慶に受かるわけではない。高専から東工大など一流国立大学の工学部へ編入することも可能だ。文系の場合は、大学の授業で即戦力スキルが身につかないので、自発的に資格をとったりインターンシップを経験しないといけないので面倒だ。中途半端な文系よりは高専のほうが良いだろう(さすがに東京一や早慶は別格だと思うが)。

私立の高専では、金沢にある国際高専か東京都町田市にあるサレジオ高専がオススメだ。両校ともグローバルに活躍できるよう英語教育が重視されている。ただし、国際高専は寮費と学費がべらぼうに高く、理系大学並みなので注意が必要だ。四国には起業家育成の神山まるごと高専もある。

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