外資系企業の紹介

今まで日系企業の紹介が多かったので、外資系企業の紹介もしたいと思います。外資系企業の注意点は、「本国からの指示が多い」です。実際、アメリカに本体のある某企業は、アメリカからの指示に従い、アメリカから役員がきたら「おもてなし」したり、大変なようです。ただし、日系よりも年収が高いなど、メリットも多くあります。

・アクセンチュア
世界最大のITコンサルティング会社です。IT系ですが、戦略部門もあります。以前はカウンセリングアウトなど実力の無い社員を追い出す風潮がありましたが、昨今では人手不足なので、よほどのことがないかぎり、解雇は少なくなっているとの噂です。「トークストレート」の文化があり、曖昧にせずはっきりと伝える人が多いです。

・IBM
もともとはメーカーとしての側面が強かったですが、最近はITサービス企業となりつつあります。日本での競合はアクセンチュア、NTTデータ、富士通、NECなどです。ただし、アクセンチュアとの違いは、研究所があることです。量子コンピュータなどを研究しています。インフラ保守運用サービスのキンドリルを切り離しました。

・Oracle(オラクル)
もともとはデータベースの企業でしたが、最近はERPにも力を入れています。そのため、競合はSAPです。SAPへ転職する人、SAPから転職する人も多いので、お互いに手の内を知っているような、不思議な関係です。

・SAP(エスエーピー)
ドイツに本体がある、世界最大のERPベンダーです。現在はSAP S/4を販売しています。最近は大型の買収が多く、経費精算のコンカーなどもSAPの子会社です。

・P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)
世界最大の日用品メーカーです。日本法人は神戸市に本社があります。マーケティングに強いので、マーケター志望の人は受けるとよいでしょう。英語ができない人は入社しないほうが賢明です。個人主義、結果主義の社風です。

・ロレアル
世界最大の化粧品メーカーです。フランスに本体があります。ブランド数が非常に多いため、やはりマーケター志望の人は非常にやりがいのある仕事ができそうです。

・リシュモン
カルティエなどのブランドを抱えるラグジュアリーブランド企業です。ブランドごとにまるで別会社のように縦割りの組織です。本社は外国出身の人が多く、英語が話せないと厳しい環境です。しかし、無料の英語学習サービスが福利厚生としてあった気がします。

・ネスレ
ネスカフェなどのコーヒーで有名な食品メーカーです。日本法人の歴史が非常に長いため、完全な外資系カルチャーではなく、日系カルチャーも混じっているようです。本体はスイスにあります。

・スリーエム
化学系のメーカーですが、日用品も製造しています。有名なポストイットを発明した企業です。自由闊達な文化があり、新商品の発明に力を入れています。個人的にはオススメの企業です(入社は自己責任で)。

・ジョンソンエンドジョンソン
医療系メーカーです。医療機器と医薬品の両方を扱っているのが特徴です。事業の性格から、医者とのネットワークを築くことができます。営業は医者や患者のニーズをくみ取ることが重要になります。

・ボッシュ
世界最大級の自動車部品メーカーです。最近ではシステムソリューションにも力を入れており、インドにシステム開発部隊があります。外資系企業の割には社員を大切にする風土があるようです。日本法人の歴史が長いため、日系のカルチャーもあります。

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