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「シダネルとマルタン展」行って良かった!印象派の本も読んでみた感想

シダネルとマルタン展@SOMPO美術館

印象派好きなので、絶対行こうと決めていた美術展。
(シダネルもマルタンも知らなかったくせに)
いやあ、ため息とまらなかったです・・・。行って良かった。

シダネルとマルタンの目を通して、当時にタイムスリップした気分になれるのが好きです。実際の風景を想像しながら見るのが鑑賞の醍醐味。こんな美しいものを見られて幸せだ…。現代の風景は、彼らの目にはどう映りどんな絵になるのでしょう。

すごーくざっくりだけど、好きなポイント
・水辺の表現。揺らめく水面が美しい。
・淡い色味
・光が穏やか
・雨でかすむのも美しい
・月明かりと照らされる噴水、雲の影。

ポストカードも買いました

アンリ・ル・シダネル 《ヴェルサイユ、月夜》


アンリ・マルタン 《マルケロル、テラス》

帰りに近くの本屋さんでこんな本買いました

余韻に浸りたくなって…。

本当はシダネルとマルタンについて書いてあるのが良かったけど、立ち寄った本屋さんにはなく。。

「きれいだなあ~~~~」と絵に見とれていただけだったので、作品の背景を知らずに見ていたことになんだかドキッとしました。
当時パリのアパルトマンは、下層階ほど上流階級が、上層階に行くほど貧困層が住んでいたんですね。ブルジョワと平民(?)が同じ建物に住んでいるのなんだかおもしろいです。絵のモチーフになる女性は娼婦であることも多く、それぞれ事情を抱えていたり…もう今までのようには印象派を見られなくなっちゃいます。
また、アメリカの美術館で印象派画がたくさん見られる理由もわかって面白かった。
美術展の後の興奮のまま一気読み。
今後の絵画の見方が変わってきそうでした!
華やかに描かれていても、人間の欲望はいつの時代もそこかしこに渦巻いていますね。

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