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〈私的 消費税案 みたいな話〉


第一にまずもって、俺みたいな普通の一般庶民の大半は、税収云々どうでも良いからまず消費税を減らせ、あるいは消費税を無くせ、と思う人々が大半だ。これはまず庶民感情として間違いない。赤ちゃんのミルクとかオムツとか、鉛筆とかノートとか、あるいはラーメンとかお米とかには、税金(=罰金)など必要なかろう。
どう考えても消費にブレーキかけているのは消費税じゃん。
国の税収とか社会福祉とか頭を過る前に、手前の生活の確保を第一に考える。

確かに富裕層はお金をたくさん消費するだろうから、消費税を増やすことによって、もしかしたら税収が増えるかもしれない。
が、
今の日本人に於いて、大部分は中〜低所得と聞く。
富裕層は数%程度だとも聞く。(貧乏とお金持ちの考え方は勿論千差万別、俺は、煙草と発泡酒を呑めれば毎日満足)

だとしたら、富裕層のお金の消費による消費税収には限界があるのではなかろうかと思う。
分母が少ない高所得者の消費による税収に頼る効果は薄い。
国民のほとんどが、エネルギーを失っている。
そもそも税金には、何かを抑制するための効果がある。どっと押し寄せる観光地の宿泊を抑制する 宿泊税 や、炭素発生を減らす 炭素税、等々、増え過ぎた何かに対して抑制する意味で税を課す仕組みが取られている。それを鑑みると、今の日本に消費税は似合わない。
服屋の俺に言わせると、雪道をスニーカーで闊歩するくらい似合わない。
カリー屋の俺に言わせると、パプリカパウダーが入ってないカリーくらい似合わない。
市議の俺に言わせると、自分の魂から湧き出た言葉とは思えないくらい発言が似合わない。

水道高熱ガスを始め、日本のありとあらゆるものが価格上昇してしまった。
その上でまだ消費税を取るというのならせめて、
①必需品には消費税をかけない案(スーパーマーケット無税案)
▶︎せめて全国のスーパーは無税でいいのではないか。生活必需品しか取り扱ってないのだから。(出来れば酒とタバコも無税にして欲しいけど)

②例えば¥50,000以上から消費税課税案(いわゆる贅沢税)
▶︎金額設定の検討の余地はあるが、生活必需品の枠外から徴収する仕組み。富裕層はどうかどうか、中低所得者の底上げを担ってほしい。話はそこからだ。

を真剣に考え話し合いたい思っている。

1940年〜1989年まで、消費税の前身となる 物品税(贅沢税)があったそうだ。
昭和61年生まれの手前からしたら景気の良かった話など全く当てにならない訳である。蓋を開けてみたら生まれてこの方不景気の、血の滞った社会しか眺めていないわけで。
昔はよかったなぁ、なんて話は通用しない。そんな事例は参考にならない。

だがしかし、こんな素朴な声は届かないだろう。なぜなら政党に献金できるのはお金持ち。よって届く声は、日本社会の少数割合富裕層。
悲しいかな、今の国のトップの 聴く声 は、所詮その程度なのだろう。

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