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〈子育て支援一覧表〜田舎は泥臭くて良い〜〉



今朝の山形新聞に、東根市こども家庭課の記事が載っていた。
子育て情報が網羅的に紹介されている「こどものみらいサポートブック」が発行されたとのこと。
新聞記事の写真には、もし議員になったら一番最初にやりたかった 子育て支援一覧表 が載っていて、嬉しくなった。

私に一票を託してくださった勇気ある勇者様方のお陰様で当選した約一年前、初めての仕事として、こども家庭課に一覧表作成の提案をした。
そして、尽力してくださった担当課の方々のお陰様で、出来上がった。

折角のこの出来立ての一覧表を、市報とともに全個配布したらどうかと、提案したわけだが、①印刷代がかかるから、とのことと、②子育てをしていない家庭に配布するのはあまり意味がないのではないか、③そもそも情報が必要な市民側が役所に情報をとりにくるべき、と言われた記憶がある。

①印刷代は単純に世帯数約18,713×¥10=¥187,130
まだ見ぬ誰かを救う可能性があるなら、これを高いと思うか安いと思うか。
②全世代全属性の方々が知っておく情報として意味があるのではないか、何一つ無駄な気はしはい。
③町に出資をしているのは誰か、誰のお金で市が運営されているのか考えれば、その言葉は言わないで欲しかった。(ただ、役所としても情報発信をものすごく頑張っているのも理解している。)

私の場合、結婚するまで東根で過ごし、結婚して村山で10年ほど子育てをし、再び東根に戻ってきた経験があるので、自治体の比較が多少できる。

例えば役所職員の対応が大きく違う。
引越し手続きの際に、市民課、保健課、教育委員会等をまたぐ書類の記入があったのだが、たらい回されることなく、見事に入れ替わり立ち替わり職員の方々がパソコンと書類を持参し、その場を動かずに必要書類の記入を終えることができたのが驚きだった。
たらい回されるのが普通だと思っていたから、東根に戻ってきた際の手続きに係る歩数には驚かなかったが。

肌感覚ではあるが、著しい人口減少が進む市町村の方が、未来のために投資をしている様な気がする。勇気を持って大きく動き出そうとしている感じがする。

例えば、村山市のその 市民を歩かせないサービス策 は、東根よりも人口が約半分だからできるのだろうか。
村山市役所職員数 約250人
東根市役所職員数 約360人

昨今のデジタル化推進において、書かない窓口 等と言われるが、田舎においてどれだけ費用対効果があるか考えると悩ましい。
お金をかけずに行政サービスを向上させるなら、そういうフィジカルで対応できる部分を増やせば良いのではないかと思ってしまうのは、(ぎりぎり)昭和生まれだからなのだろうか。田舎の役所にクールさは必要無い。田舎臭く泥臭く、あったかい役所が似合っているんだと思う。

遍く人口減少の中、人口の大幅増は見込めないので、留まってもらうことが一番重要であると考える。
北村山で優位に立っていた東根でさえ、現在緩やかな人口減の下り坂を辿っている。これはもう自然の理みたいなものだから仕方が無い。
そして、どこかの町から人を奪い合うことをしても、能がない。ケンカの火種を生み出すだけだ。

小さな経営者達にも言えることだが、日本現在、今この世は、住んでくれている人達を、どれだけ大事に出来るか、それに尽きる。

俺は政治(まちづくり≠政局)に対してスパイスを加えられる人になりたい。

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