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〈虹の麓と雪の知らせ〉



生まれながらに豪雪地帯に住んでいるが、降雪に慣れることはない。
雪を愛せるのは、せいぜい小学生までなのではないか、と思う。
私の姉は、雪を避け、沖縄で生活している(極端すぎるだろ)

しかし考えてみると、豪雪地帯で暮らすのは、無降雪地帯で暮らすのと比べてどれほど生活経費がかかるのだろうか?

ダウンジャケット
スタッドレス
暖房器具、灯油
小型除雪機
電気機器の寒冷地仕様による価格転嫁
除雪による重労働…

南方の温暖湿地帯では、冷房除湿費用がまとわりついてくるだろうが、豪雪地帯は、暖房費が嵩んでくる。
そもそも冷房より、暖房(熱を生む方)がエネルギー消費が高いので、やはり豪雪地帯で生活する方がコストがかかるわけだ。

いよいよ雪が降りそうな気配が漂って来た東根市。
夏には、早く来いよ冬、と思ったのも束の間、もうそこまできた雪の知らせ。

東根の除雪に今年も期待したいところだが、個人レベル、地区レベルでも何か手を打っていかないと、特に高齢者世帯は家が雪に埋まり、外に出られなくなってしまう。
細かな道や、間口処理。

東根には除雪についての補助があるが、やっぱり高齢者向けのみとなっている。(色々調べたけど、間違ってたらごめんなさい)

若い奴らは自力でなんとか乗り越えるつもりですが、片親世帯はきっついだろうなーと毎年思います。
共働き世代でも、夕方帰ると、こんもり積もった駐車場の雪片付けから始まり、最早夕飯の準備まで至難の道。

例えば各公民館に、小型のダンプとグレーダーを配備してくれると、地区で時間のある人が自主的に、あるいは当番的に雪片付けができるかもしれない。(要特殊免許)

例えば、年齢条件を設定せずに、除雪機購入費用をせめて5万でも補助してくれると、2、3件隣の除雪まで行う余裕が出るかもしれない。

毎年毎年苦労することが確定しているのだから、そこを少しでもケア出来るような仕組みがこの街にあったらもっと好きになれるような気がする。

切っても切れない降雪の問題。
後回しにせず、みんなの意見を集約するとき。
どうせ春が来たら、雪の事など忘れてしまうのだ。
喉元過ぎれば、熱さを忘れる。
今のうちに熟考して、対策を練らなければいけない。

除雪に関してみんなの意見、要望、どんな補助があれば良いか、最先端ではどんな仕組みなのか?

凍てつき始めた今。
迷わず、みんなが意見を交わすとき。

しかし今日は寒かった。
ちっちゃな虹が出ていて、出先と落ち先が近距離で、絵本の中にいるようでした。
虹の麓には宝箱が埋まっていると言いますが、本気を出したら発見できそうな虹を見てワクワクしました!

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