手描きで描いた作品のご紹介
今はデジタル専門で絵を描いていますが
かつては私の専門は手描きでした
少し前に久しぶりに手描きで描いたのですが、デジタルに慣れきってしまうと
なかなかの不便さについデジタルに逃げてしまいます
とは言え、紙と尖った色鉛筆の擦れる感触や
大きなキャンバスに目一杯に描く感覚は
未だに時々、味わいたくなるものです
私の手描きでの画材は主には、油彩色鉛筆と水彩色鉛筆とコピックとパステルを使用して描いていました
大体の題材は自分の心情
長年、自分の感情を無視して来た私にとっては絵は自分の心を知る大切なツールでした
絵本の挿絵を描く時も
やっぱり、自分の心から取り出して描きます
多様な生き物たちの愛ある世界や
人と人との距離感など
「人生ってやつぁ…」と考え込む中で
テーマなんかを決めたりするのです
そして、私は長年自分探しに明け暮れて来て
多大なる自分自身を知りたいと言う欲求もまた絵に現れています
そんな、自分自身への執着がモナリザを自画像に変えました
その名も
ママリザの昼休み
心の中には
他にも幼い頃のにおいが漂っています
においを辿ると不思議と過去は私の脳裏に姿を現します
もう二度と戻る事のない子供の頃の想いは
絵の中で蘇らせ静かに閉じ込めてあります
祖父が育てていた、子供の時に味わった
太陽の味のトマトは
もう今では食べることは出来ませんが
絵の中で生き続けています
今でこそ、全く手描きで描く事が無くなりましたが
時々、気持ちを切り替えて描いてみたくなります
が…何描こう…となってしまうので困り物ですが…
いつか、手描きの新作が発表出来たら良いなと思ったりもしています
akaiki×shiroimi
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