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セルフマネジメント#1ーモチベーション管理する具体的方法 赤井塾9

振り返り 「士業の理想の姿」を実現するために必要な4つの条件

①顧客と他士業から「選ばれる士業」になること

②仕事を効率化すること

③セルフマネジメントを行うこと

④チームを作ること

今回からは、3つ目の条件である「セルフマネジメントを行うこと」に入ります。

今回は、その中の「モチベーション管理する具体的方法」について解説をします。

セルフマネジメントとは?


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「自らの生き方やライフスタイルを決定し、これを実現するために自分自身を管理すること」です。

自分の思うように人生を過ごし、人生全般を楽しむためには、このセルフマネジメント能力を身につける必要があります

意思、意識の持ち方

セルフマネジメントにおいては、まずは意思(マインド)の持ち方、これがたいへん重要です。

全ては、自分の人生を自分の生きたいように生きるのだという強い意思(マインド)を持つことから始まります。

人生というのは、その人が生まれた瞬間に与えられた持ち時間のことであり、その長さは誰にも分かりません。

人間に分かっていることは、「生まれてきたからには必ずいつかは死ぬ、そしてそれがいつかは分からない」ということだけです。

そして、この人生の持ち時間をどう使うかは、本来、その人の自由であるはずです。

人生の過ごし方は、一日の過ごし方とそれほど変わるところはありません。

その日一日を、何もせずにダラダラと過ごしても、周囲に流されて何となくみんながやっていることと同じことをやって過ごしても、やりたいことをやって過ごしても、一日は一日です。

その日一日というのは、格別楽しいものではありませんが、かといって、そんなにつまらないものでもありません。

要は、その人がどう過ごすかによって、その日一日が楽しい一日になったり、つまらない一日になったりするのです。

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人生もこれと同じです。

人生そのものは、格別楽しいものではありませんが、かといって、そんなにつまらないものでもありません。

要は、その人がどのような生き方をするかによって、楽しい充実した人生になったり、つまらない人生になったりするのです。

そして、どのような生き方をするのかは、あなた自身が決めることです。

他人に決められたり、周囲の環境によって自動的に決まってしまうものではありません。

他人から与えられた、~しなければいけない(must,have to)生き方を選ぶのか、自分が決めた~したい(would like to,want to)生き方を選ぶのかは、あなたの自由です。

ですから、自分の人生、自分に与えられた時間の使い方は、自分で決めて管理するのだという強い意思(マインド)を持ち、そのように強く決意してください。

意識を常に今ここに置く

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意識を常に今ここに置く必要があります。

過去の事実は変えられません。

過去の事実を変えることができない以上、過去に意識を置いても無駄です。

そもそも、私たちが生きているのは、過去でも未来でもなく、今ここを置いてほかにはありません。

とすれば、そもそも私たちができることは、今ここで何をするのかだけなのです。

そして、人間は、そんなに器用なわけではなく、いっときに集中できるのは一つのことに限られています。

とすれば、私たちができることは、せいぜい今ここで何か一つのことに集中することぐらいしかありません。

また、未来のことを思い悩んでみても、何も変わらないばかりか、それによって、今ここで集中すべきことに集中できなくなってしまいます。

心ここにあらずの状態では、今ここを精一杯生きることなどできるわけがありません。

今ここに意識を集中して、先のことは何とかなると開き直るしかないのです。

このように今ここに意識を置くことで、今ここに集中することができます。

目標設定

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目標は、具体的に、いついつまでにこうしたいとか、こうなっていたいといったもので、人生のステージごとに変わることもあるし、一つ実現すれば、また新たに設定していくことになる、人生を充実して生きるための道しるべです。

人間の脳は、元々省エネにできており、本能的に現状維持をしようと画策します。

この脳が本能的に持つ現状維持にあらがって、新しいことにチャレンジを続け、今ここを充実して生きるために持つのが、目標です。

この目標は、是非、紙に書き出してみるべきです。

紙に書き出しただけで、実現する確率が格段に高まります。

成功法則などの書籍に書かれている内容で、唯一役に立つノウハウが、この目標を紙に書き出しておくということです。

これは、一度騙されたと思って、実行してみることをお勧めします。

そして、この目標が定まれば、あとはこれに向けて行動を開始するだけです。

目標は、短期、中期、長期で設定し、短期、中期の目標は必ず長期の目標につながるものにしてください。

また、目標は、仕事、家庭、プライベートのそれぞれについて設定すべきです。


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あと、運がいい、運が悪いということがよく言われます。

「あの人は、ついていただけだ」とか「自分にもツキさえあればなぁ」といったように。

ついている人というのは、それなりにつくための思考、行動をしています。

つまり、誰でも、ついている人になれるのです。

簡単なことですが、まずは、自分は、ついているのだと思い込みましょう。

そのように思い込んでも、誰にも迷惑をかけることはありません。

そして、思い込んでいるうちに、本当についているようになります。

成功法則などの書籍では、プラス思考やポジティブ思考を持とうと書かれていますが、これらを常に持ち続けることはかなり無理があります。

それに対して、自分がついていると思い込むのは簡単なことです。

毎日10回、声に出して唱えましょう。

「私はついている。本当についている。誰が何と言おうとついている。間違いなくついている。誰よりもついている。生まれつきついている。どんな時でもついている。どんな状況下でもついている。これだけは確信を持って言える、私はついている。本当についている。」

馬鹿馬鹿しいと思うかもしれませんが、その効果は絶大です。

もう一つ、行動としては、他人の見えないところで、小さな徳を積む行動をしましょう。

道路を5分だけ掃除するとか、ゴミ拾いをするとか、その程度のことで構いません。

これを継続して行いましょう。

これも、そのようなことをしても誰にも迷惑をかけることはありません。

ついている状態が続くと、これだけついている状態が続いたのだから、次は悪いことがあるのではないかとつい思ってしまうものです。
ですが、こうした小さな徳を積む行動を継続して行っていると、そのおかげで、ずっとついているのだと思い込むことができます。

要は、ついているか、ついていないかというのは、極めて主観的な感覚であり、自分は常についていると思い込めるかどうかがポイントなのです。

以上のように、セルフマネジメント能力の中でも、モチベーションにかかわる意思(マインド)、意識、運といった要素を自ら管理し、モチベーションを維持できるようにする具体的な方法は、

①自分の人生、自分に与えられた時間の使い方は、自分で決めて管理するのだという強い意思(マインド)を持って、

②意識を常に今ここに置き、

③目標を設定して、これを紙に書き出す。

そして、④自分は常についていると思い込むことです。

まとめ

今回は、「士業の理想の姿」を実現するために必要な4つの条件の3つ目、「セルフマネジメントを行うこと」のうち、「モチベーション管理する具体的方法」についてお話しました。


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