見出し画像

☆私の公務員生活2年間を振り返ってみました。

 こんにちは。
突然ですが、私よるさんはこの度、資産が150万円を突破しました。
借金や滞納の経験者としては信じられないことです。

ですが、そこに至るまでの過程を思い返すと、それぐらいのことはあってもよいのではと思えてくるんですよね。今日は、そんな私の社会人生活2年間を振り返ってみます。


まず、社会人一年目のこと。
私は、高卒枠の公務員として就職し初めて職場に来て、周囲の方々から言われた言葉があります。それは、
「最初からとんでもないところに来てしまって可哀想...」という言葉でした。
後日係会議を行なった際なんかは、私を除いた6人の内5人の職員が難聴を持っていると言い、さらにそれがストレスによるものだという方がほとんどだったため、本当にとんでもないところに来てしまったということを再認識しました(ただ、たまたま私の係に固まっていただけなので課内の他の方々は何ともないようでした)。

そんな職場に配属された私が残業というものを初めてしたのはGW明けすぐのことでした。ただ、少しおかしいのです。残業代の申請方法を教えてくださった上司は毎日遅くまで残ってあるのに、残業代を申請している姿を一度も見たことがないのです。ですが、私には「貰える内に貰っておきな」と意味深な言葉をかけていただいていたので少しの間は残業代を貰って毎日夜遅くまで働いていました。

そうして月45時間以上の残業など当たり前のことになってきたある頃、課の長から呼び出されて言われたのです。
「君は新人だから当然他の職員よりも仕事に時間がかかる。なのに勤務した分の残業代を貰うというのは少しおかしい。自分が若かった頃は全部自己研鑽でやるのが当たり前だった。」
そして、そこから圧により私も残業代を申請することはできなくなりました。

残業代が1円も貰えないのに毎日のように終電まで働き、朝も始発で行ったり、休日も出てきたり、何度も職場で徹夜したりしました。睡眠時間も取れず、それで遅刻して怒られたり、会議中に寝てしまって怒られたりしました。なので、遅刻を回避するためにわざわざ職場の近くのネカフェに自費で泊まるなどの工夫をしたりもしました。

その内に、私の精神は崩壊しかけていました。親に言って負担をかけるのも嫌だったので実家にも帰りませんでした。ストレスで全食外食になり、月の食費が7万円を超えることもありました。不安を忘れるために毎日パチンコでヤケ打ちをし、1日で5万円を溶かしてしまうこともありました。あまりにも仕事が嫌すぎて、仕事で貰ったお金を所有しているということ自体がとても気持ち悪かったのです。

ただ、災害時の出勤などの時だけは、財源が別なので残業代の申請ができ、それだけが幸せでした。(その月は残業時間が120時間だったため、時給換算したら時給92円という奴隷級のものでしたが。)

そんなこんなで、どうにか生きている、いえ、ほぼ死んでいる状態でした。今思えば退職を選ばなかったことが狂気的に思えてきます。そんな屍のような人生を送った社会人一年目でした。


そして、社会人二年目へ。
去年の件が労務課にバレて調査が入ったりしましたが、結局残業代を申請することは叶いませんでした。
そして、いつしか感覚は麻痺し、サービス残業やサービス出勤は当たり前のことなのだという思考になっていました。限界を超えると人は防衛反応を起こし、物事に慣れることができるようになるのです。そのため、労働自体に苦痛を感じることが減りました。
しかし、新たな鬱を呼び起こす要素が出現しました。それは、「もう2年目なんだから」という呪言です。無能コミュ障はとても辛いのです。

「天然」「能力がない」「ポンコツ」「生きてて楽しいの?」はまだいい方で、「君は何か人並みにできることとかないの?」「お前絶対何かの障がいあるよ」「もう死ねよ」などの暴言も言われましたし、頭を叩かれたり、車内でイス越しに殴られたりもしました。中には私にだけお土産をくれないというまるで小学生レベルのいじめをしてくる人もいます。

毎日何かしらの事で必ず叱られるので、何も言われなかった日はまさに奇跡です。
勿論自分が悪いときもありますが、理不尽なことも多いです。

しかし、そんなのは社会人の誰もが通ってきた道。こんなことで逃げてしまってはこの先生きていける訳がありません。全ての原因は自分なのですから、甘えることなどできません。私もこのままではいけないと思い、様々な努力を始めました。
まずは生活費を見直し、手取り13万円の一人暮らしでも毎月しっかり貯金していけるような節約術を身につけました。お金の余裕は心の余裕とはまさにその通りで、ある程度のお金が貯まってきてからは、お仕事で何を言われても負うダメージを大きく軽減できるようになりました(これは私の社会人生活で得た中でトップ3に入る衝撃のライフハックです)。
そうして心の余裕を持てるようになってからは、ジョギングや筋トレ、読書などの有意義なことに時間を使えるようになりました。自己を肯定できる時間が生まれたことによって人生の負のスパイラルは止まり、常時死にたいと思うことしかできなかった心も闇から解き放たれる日が来たのです。

それに加えて、私が精神的な成長をすることができたのは、マブラヴオルタネイティヴという作品をプレイしたということも大きいと言えます。あの作品は戦時中のような世界が舞台になっていて、登場人物達は日々自分達が生き残るために戦い、国や人々のために命を燃やしていくという内容なのですが、そんな作品に触れてしまっては、ただお仕事で毎日怒られるというだけで精神をすり減らしている自分自身がとても小さな存在に見えてきて、自分はお金を貰うために働いているのではなく、市民の方々に貢献するために働いているのだと、自分を働かせてくださっている市民の方々に感謝しなければならないのだと、どんなことでも叱られることは自分自身の成長に繋がっているのだと、そう強く信じられるようになったのです。

そして、節約やメルカリのせどり、パチスロ、積立NISAなどを活用して少しずつ資産を増やし、精神の安定を維持し続けることこそが、私が真の意味で豊かに生きていける方法なのだということに気づきました(ちなみに一番大事なのは節約だと思っています。ここぞというときだけにお金を使うというメリハリによって、お金を使ったときの満足度が大きく変わるからです。)。

究極的に言えば、私のお給料はアルバイトと変わらないので、退職してアルバイトで生計を立てることになろうと節約しながら充実した人生を送っていける自信があります。「最悪の場合辞めればいい」という選択肢が常にあるのはそれだけで大きな財産だと思います。

お金で幸せを買うことができるかは分かりませんが、様々な不安を回避することはできます。私のような、それに頼ることでしか充実した人生を送ることができない人にとってはこんな生き方もアリなのかもしれません。


※しばらく更新が止まっていましたが、これを機にまた定期的に投稿していこうと思いますのでよろしくお願いします🙇

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?