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16.神のコンディショニング

16.神のコンディショニング
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「今後一生体調を崩さないよう日々の生活を改めよ」と言われた場合、自分ならどうするか? それは神の領域を目指すセラピストに最低限必要な条件となる。腰痛や肩凝りがあるセラピストや、精神的に滅入っているセラピスト、風邪気味で体調不良のセラピストでは、他人にエネルギーを注ぎ込む余裕が無いのは分かるだろう。人に尽くすには自分に余裕が必要なのだ。(中略)
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16-1 神の運動
まず運動から。

必ずしも筋トレである必要はないが、何かしらの運動で筋力や持久力、柔軟性、バランス感覚を保っていた方が、施術で疲れなくて済む。仮に少し体調が悪いと感じた時にも、普段から何かしら運動をしている人は、その運動の時間を休息に充てれば、ほとんどのケースでそれ以上悪化することなく回復する。(中略)


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運動はやり過ぎると免疫力が落ちるし、マンネリしてくると油断して怪我をしたり、同じ個所を酷使して慢性疼痛を引き起こしたりするし、普段やらない運動をすると翌日とんでもない筋肉痛になっていたりする。と、このように説明された時、読むだけで分かった気になっている人間と、読んだ上で実際自分でも色々とやってみる人間との差が、神の領域に踏み入れるかどうかの差である。


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一般論はあくまで一般論。(中略)必ず端々で独自のズレが生じる。それが何なのか? 説明がつくのか? 自分のカラダと四六時中向き合い、試行錯誤を繰り返す。その濃密な時間なくして、体調管理のためのベストな運動には到達できない。



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16-2 神の栄養
詳細は別の機会に。今回は軽くだけ触れておく。筋肉神社が最も重視している事は感覚である。毎日スーパーに行って何が食べたいか食材を見て回る。肉なら鶏、豚、牛のどれがいい? 豚だとしたら、赤身の色や、脂の量はどのぐらいの肉が良い? いちいちそう考える訳でもなく直感的に、そのスーパーに並べられている中で最も欲しい肉を手に取る。肉が欲しくない時は、鮮魚コーナーや豆腐や納豆を見に行く。野菜や果物もパッと見て欲しいモノを買う。この本能的な感覚こそが、動物が健康に生きるために備えている細胞によるセレクト機能である。


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流行っているから買うとか、メディアで取り上げられていたから買うとか、安いから買うとか、栄養のバランスを考えて買うとか、それは他人に与えられた選択肢である。栄養のバランスも考えないの?と言われそうだが、考えないことは無い。がしかし、捉われるぐらいなら無視した方が良い。(中略)


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売る側はなんだかんだと理由を付け、時に不安を煽って、必要不可欠なモノのように思い込ませようと、誇大広告を繰り返し打って来る。生真面目でセンシティブ過ぎると、その情報にやられ、抜け出せなくなる。真面目一辺倒の人は最も注意すべき点でもあるし、お金より命や健康を重視するセラピストはなら、そういう行為に加担するべきではない。
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写真は手作り感満載の自家製の燻製。

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