世界を変えた「箱」の話
どうも。今回紹介する本は『コンテナ物語』です。
何ヶ月か前にひろゆきとかが紹介してて、話題になってた本です。けっこうページ数多くて読むのに時間がかかってしまいました。
コンテナの発明が世界の流通を根底から変えてしまったことを明らかにしつつ、企業家や会社や港や労働者が、その変化にどう対応したか(もしくは振り回された挙句に没落したか)をかなりしっかりと書いた本です。
とにかくいろんな登場人物が出てくるんですが、僕はマルコム・マクリーン(コンテナ輸送のパイオニア)以外覚えてません。覚える必要もないと思います。
イノベーションは効率化と引き換えに今ある仕事を消滅させるものだというのがよく分かる本でした。港の労働者の話とか凄かったです。
あと、コンテナリゼーションの広がりが規格外すぎて、関係者全員の予想のはるか上を超えていくのも面白かった。結果的に初期のコンテナ業者含め、世界中の輸送関係者が全員、コンテナのポテンシャルをナメてたんですよね。
長い本ですけど、面白いのでちまちま読みましょう。
それでは、また。