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焦りの気持ちが出てきたときは?

何かが起きて、焦りの気持ちが止まらないときは、
今やることに集中できなかったり、手がつかなったり・・・そんな状態になりませんか?

そんなとき、私自身がどうしているのかをお話しします。

焦りの気持ちが出てきたときは、まず、自分の状態に目を向けます。
「焦っている」ことに、明確に気づくためです。

「あぁ焦りが今、体の中に起きているなぁ」
そのことに、気づくということです。

これが最初のステップです。

ところで、焦りというのは、普通、自分の内側から湧いてくると思いますよね。
何を言ってるの? そんなの当たり前じゃない、と訝しげに思ったかもしれません。

私は最近、このようにに考えています。
ラジオやテレビの電波をアンテナがキャッチするように、日々起こる感情は電波のように外側からやってくると。

焦りという電波を、私という体がキャッチしたんだ。
つまり外からやってきたと捉えるわけです。

焦りの気持ちを外からやってきたものと捉えることで、自分自身と一体化したものではないと、切り分けることができます。

これが、2番目のステップです。

とはいえ、いくら外側からやってきたと捉えても、焦りの感情が自分の中で渦巻いているのは間違いありません。

外からやってきたであろう「焦り」が、自分の内側で充満している、
焦りに囚われている、そのことに気づくのです。

ラジオやテレビも同じ番組がずっとは続かないように、「焦り」という番組を放映している電波もいつかは終わります。

これらのステップを一つ一つ丁寧に確認していくと、自分自身と焦りの感情は同じではなく、別々の異なるものだ、終わりがあるものだと気づきます。

そうすると、心や体に渦巻いていた焦りがサーッと波が引いていくように、だんだんと感情も落ち着いてきます。

自分の状態が鎮まったところで、仕切り直しです。

やることは山積みだけど、まずはここから手を付けようと
自分の内側がシンプルになると、目の前のことに集中しやすくなります。

  1. 今、焦っている状態なんだと、気づく

  2. 焦りというものが、外側からやってきたものだと捉える

  3. 外から入ってきた焦りは、私そのものではない。波のようにいずれは引いて終わりを迎える

  4. 焦りの気持ちが消えてから、手を付けられることに取り組む


突然、焦りの感情に乗っ取られてしまうのは、人間である以上仕方がありません。

ですが、これらのステップを一つひとつ丁寧に進めていくことで、「焦り」という感情と、これまで以上にうまく付き合えるようになるかもしれません。

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