自己肯定感が高いとは?
「自己肯定感が高い人とは、どういう人なのか?」
このことについて、改めて考える機会がありました。
結論からいうと、私が考える自己肯定感が高い人とは、
「出来事や結果と自分自身を結びつけていない人」
です。
といっても、分かりづらいかもしれませんので、例を挙げて説明しましょう。
あなたの学生時代を思い出してみてください。
テストの点が悪かったとき、だから自分はダメなんだと落ち込んだことが一度くらいはなかったでしょうか。
テストの点が悪かった = 自分はダメなんだ
これが出来事や結果と自分自身を結びつけている状態です。
この状態が続くと、自己肯定感はどんどん下がっていきます。
逆に言うと、テストの点が悪かった、その事実をあるがままに受け止めることができれば、どうでしょうか。
テストの点が悪いだけであって、自分自身の価値とは関係ない。
出来事や結果と自分を結びつけない、そんな思考を持った人は、自己肯定感が高くいられるのではないでしょうか。
私たちは、◯◯ができる=私はできると結びつきがちです。
そうすると、自己肯定感を◯◯ができることで高めようとしてしまいます。
確かにテストの点数が高いこと自体は、自分が努力した証であり、誇りに思えることでしょう。
ただし、それと自分自身の価値は別物ではないでしょうか。
わざわざ別であるものを、結びつけて考える必要はありません。
自分自身をあるがままに見る
出来事をあるがままに見る
コーチングをする中で、クライアントにしていることは、その力を日々高めていくサポートです。
そうすると、自然にクライアントの自己肯定感が育まれるからです。
さらにいうと、自分だけでなく他人に対しても、あるがまま見る視点で関わることができるようになります。
自己肯定感は一朝一夕では高まりませんが、コツコツと育むことはできます。
まずは「自分自身」と「出来事や結果」を切り離す。
その考え方をクセにすることから、始めてみてはいかがでしょうか。
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