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活動期と休息期

動きたくなる時期とじっとしたい時期は交互にくる

無性に何かをしたくなる、とにかく動き出したくなる、積極的に人と会おうとする。

活動的な時期に入ると、人は初夏に伸びゆく新緑のように勢いづきます。

一方で、何かをするにしても時間がかかる、動くよりじっとしていたくなる。

初冬にかけて、静かに葉を落としていくよう、休息を求める時期も人にはあります。

長年にわたり、コーチングさせて頂いているクライアントがいます。

一人ひとりの人間の変遷をみたうえで、つくづく実感しました。

活動期と休息期は、寄せては返す波のよう、繰り返しやってくることを。

かつては、動けない自分に罪悪感があった

私自身を振り返ってみると、かつて、動き続けていた時期がありました。

どんどん活発に、色んなことをやるのが良いことなんだと、そんな気持ちがあったのです。
できれば年中、活動期のままでいたいと。

しかし、実際の身体がそうはならない時もあります。

活動に向いている時期、休息を求めている時期、それが交互にやってくるのです。

活動を求めている時期に、身体と気持ちが一致する時は何の問題ありません。

頭では動きたい、活動したいと思っているのに、身体が休息を求めている。この時に焦りが出てきます。

私は、休息を取ることに、どこかで罪悪感を感じていたのです。

特に何もしていないと思えても、実際にはそんなことはありません。
日々のやるべきことは普通にこなしています。

それでも、あまり活発に動いていないと思うときに、罪悪感が出てくるのです。


「活動」と「休息」は2つで一つ

クライアントの姿、自分自身の移り変わりをつぶさに見てきたことで、今ではそんな罪悪感も持たなくなってきました。

それは、気付いたからです。

「活動」と「休息」は1セットになっていることを。

1日は、日中と夜の1サイクルで構成されてます。
電池もプラス極とマイナス極があって、1つの電池になっているのです。

同じように、人間というのも活動と休息がセットになって、1つの存在なのです。

片方が良くて片方はダメと半分を否定してしまうと、バランスが崩れ、どちらもダメになってしまいます。

活動的なのがいいといって、休むことをせずにいると、パタッと倒れてしまう。これはよくある話です。

良い活動をしよう、活動の質を高めようと思うなら、しっかりと休息を取りましょう。休息を取ることに罪悪感を持つ必要はありません。

活動と休息、お互いがお互いを支えあっているからです。

今日は1日よく働いたと思うときほど、よく眠れます。
良き活動が良き休息を生み、良き休息が良き活動を生むのではないでしょうか。

※2つの音声配信をまとめて、今回の記事にしました


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