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何を意識しながらコーチングをしているか?

時々、こんな質問をうけます。

「赤木さん、コーチングセッションのとき、何を意識しながらコーチングをしてるのですか?」

うーん、いい質問ですね。
コーチによって、答えが千差万別ともいえるでしょう。

「クライアントの目標達成に、繋がっているかどうか」を重点を置きながら話を聴くコーチもいれば、「どんな感情が現れているか」を感じ取ろうとするコーチもいます。ふとした仕草や目の動きなどを見逃さない、そんなコーチもいるでしょうね。

クライアントが発するエネルギーに意識を向ける

私にもコーチングの中で、意識していることはいくつかあります。
もっとも意識していることを問われたら、「相手のエネルギーレベルを観察する」と答えます。

エネルギーレベルと言うと、なんだか怪しいですね。
別にオーラやチャクラを見るとか、そういう怪しい話ではありません(もっとも、私はどちらも見えませんが(笑))

簡単に言うと、クライアントがどんな雰囲気を発しているかを見ています。

元気があるかどうか
イキイキしているか、沈んでいるか

クライアントさんの声の強弱やトーン、あるいは表情の変化などから、これらを感じ取っていきます。

もちろん、クライアントさんが出す言葉や、話の内容そのものも真摯に聴きます。

それ以上に、その言葉を発しているときの声の響きなどから、クライアントさんのエネルギーレベルを観察しているのです。

なぜ、エネルギーレベルをより重視しているかというと
クライアントさんから発した言葉と発しているエネルギーが異なることがあるからです。

コーチングはセッションだけで完結するものではない

例えば、クライアントさんが「いい感じですよ!」と言ったとしましょう。それなのに、声のトーンが何だか暗かったりすることがあります。

そんなとき、こうお伝えします。
「今、いい感じとおっしゃいましたが、声のトーンは、それほど明るい感じがしなかったです。何かありましたか?」

セッションの中で、クライアントさんのエネルギーレベルをキャッチし、それをフィードバックするということを繰り返していきます。

それにより、クライアントさんは日常生活でも、自身でエネルギーレベルをチェックする習慣が徐々に身についていきます。

クライアントさんはセッション以外の時間でも、セルフコーチングできるようになります。

つまり、コーチングはセッションの中だけで、完結するものではありません。日常生活でも、自らの力でクライアントさんの望む状態に近づいていくことを私は目指しています。

そのためにも、コーチである私自身、自分のエネルギーレベルをチェックすることは怠っていません。

コーチ自身がクリアな鏡の状態でいることで、クライアントさんのエネルギーレベルをクリアに観察することができるからです。

そんなことを意識しながら、日々、コーチングセッションを行っています。

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