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マッキンゼーのケース面接を突破し内定するために対策するべきこと 【2桁内定者を輩出したノウハウ】

世界有数の戦略コンサルティング企業であるマッキンゼー。
これからマッキンゼーを本気で目指される方に向けて、マッキンゼー対策に関して高い知見と実績を持つ我々が、これから対策を進める上で必ず押さえておいていただきたいことについてまとめました。

本記事の信頼性〜我々について〜

<ケース面接対策塾Strategists>
代表の赤木を筆頭に、現戦コン + 内定者によって構成されたケース面接指導のプロフェッショナル集団
マンツーマン指導サービスにて、累計2桁のマッキンゼー内定者を輩出 (昨年度1年間合計19名)
・オリジナルコンテンツ「マッキンゼー内定の教科書」 「マッキンゼー予想問題動画講座」を大好評販売中
・フォロワー2000名以上 ※各種SNS合計

⚠️本記事は、古い情報をそのまま掲載している就活情報サイトや、アフィリエイト目的の質の低いSEO記事とは大きく異なり、直近年度で2桁の内定者を輩出した実績をもとに、信頼性の高い内容を記載しています

マッキンゼーの選考フローについて

新卒の場合

・エントリー
夏と冬と春の3回

・ES・ゲーム選考
ゲームに関しては要領よく取り組むことができれば、あまり落ちることはありません。1つ目が生態系を構築するゲーム、2つ目がRedrockと呼ばれる計算×図表読み取り問題が出題されています。(以前まではディフェンスゲームが出題されましたが2023年春より傾向が変更になりました)「McKinsey Problem solving game」などと検索をすることで、海外サイト等でゲームの概要や画面を事前に確認することができるので、それだけでも有利かと思います。詳細な対策方法はこちらの得点として配布しております。

・人事面接
実施有無は人によりけりです。特に男性はセットされることが多いようです。面接の相手はコンサルタントではなく人事で、志望動機やガクチカを聞かれます。ここで落ちる人もいるのでしっかり準備して臨みましょう。

・1次面接(2-3回 ※別日/ケース面接30分のみ/回数は人による)
ここからついにコンサルタントのケース面接が開始します。面接の日程が実施の2-3日前にメールで送られてくるので、急に心の準備が必要になります。対策があまり進んでいない人は最初に希望日程を出すときに、後ろの方の日程を中心に選ぶのがおすすめです。

・最終面接(1日 50分×2セット、人物面接20分、ケース面接30分)
ケースについては一次面接と同様です。最終面接ではパートナークラスが相手なのでより厳しくジャッジされます。

・追加面接
最終面接の後に追加されるケースも意外と多いです。形式は最終面接と同じで1セット。

内定の場合は、当日中・翌日中に電話がかかってくるパターンがほとんどです。インターンがなく、選考も非常にスピーディーでMBBの中では選考にかかる時間が圧倒的に少ない(合計4-5時間程度で完結する)のが特徴です。

中途の場合

・書類選考(履歴書、職務経歴書、志望動機書、英文レジュメ)
・ゲーム選考
・一次面接(ケース+人物で60分程度)×2 マネージャークラス
・二次面接(ケース+人物で60分程度)×3 パートナークラス ※英語面接含む

新卒と異なり、1件目からビヘイビアがあること、結果的にビヘイビアで用意するべき量が多くなることが特徴です。


※あくまで過去の情報に基づき、最新の選考プロセスは変化する可能性があります

ケース面接対策 〜マッキンゼー特有の問題形式に合わせた対策〜

ケース面接の概要

まず、マッキンゼーのケース面接は、他の戦略ファームと大きく形式が異なります。フェルミ推定や売上向上などのお題は出題されません。

マッキンゼーでは、
A社を買収するべきかで、検討すべきことを網羅的かつ構造的に」
B社が取れるDX施策網羅的かつ構造的に」
「収益性悪化
の原因として想定されるものを網羅的かつ構造的に」
「〜にあたって調査することを網羅的かつ構造的に」
といった網羅構造を意識した論点設計問題が出ることが代表的な特徴です。

さらに、やや複雑な計算問題図表問題が出題されることが特徴です。

「なんか難しそう…」
「対策するのが大変そう…」
と思った方、逆です。

問題形式が特殊でライバルが差をつけにくいからこそ、
対策をしっかりと行うことができれば
地頭に自信がなくても、学歴・職歴に自信がなくても
内定を取れる可能性があるということなのです。

実際の問題とその解答例

例えば「スタバがインドの進出する際に検討するべきこと」というお題であれば

  • (1)既存地域の売上向上より新規地域進出に注力するべきか?

  • (2)進出地域だとしてインドであるべきか?

    • (2)-1 進出にあたってのハードル・障壁は?(実現可能性)

      • XXXXXXX

    • (2)-2-1 インドの市場としての魅力は?(市場規模)

      • XXXXXXX

      • XXXXXXX

    • (2)-2-2 勝ち取れる自社のシェアは?価値筋は?(想定自社シェア)

      • XXXXXXX

      • XXXXXXX

      • XXXXXXX

  • (3)インドに進出する際の戦略は?

このような解答例となります。

解答例のポイント

①MECEで全体感を抑えた構造化を行えている
初めて見た方はこれでもかなりハードルが高く感じるかもしれませんが、こちらは最終的には、あくまで内定獲得のための最低条件です。上の解答例では、箇条書きの同じレイヤーの論点が相互にMECEとなってます。

例えば、(1)-(2)-(3)は、why海外進出?→whyインド→how という思考の時系列で整理することでMECEを担保しており、(2)の1-2では、実現可能性とインパクト、(2)-2-1,(2)-2-1ではインパクトを、市場規模×想定自社シェアに分けるという形で、対義語を用いることで、MECEさを担保しています。

ただし、この後解説通り、MECEであることは内定の決め手になるポイントではなく、あくまで最低条件であることに留意してください。

②あえて空欄にした「XXXXX」でいかに筋の良い問いを出すか?が鍵
上の解答例はあえて不完全なものにしています。大枠の網羅構造はできているものの、中身が「XXXXX」と空欄にしています。

実は初心者のアウトプットは、上記でいうところの「XXXXX」がない、もしくはありきたり・筋が悪い、という状態になっています。

・スタバ×海外進出
・インド×コーヒー
・インド×海外企業
のように、お題特有のポイントから特に問題となりそうな問い・今回の意思決定を下す上で特に重点的に調査が必要な問い(=論点)が何か?をしっかりと考えた上で、「XXXXX」の部分に入れて発表することが内定の決め手となります。今回の問題ではどのような論点になりそうでしょうか。ぜひ皆さんも考えてみてください。

マッキンゼー内定レベルの
論点設計問題のアウトプットを作る方法については
マッキンゼー内定の教科書で徹底解説を行なっております。
マッキンゼーを受ける方には是非読んでいただきたいです。



網羅構造問題で大事なこと

改めて、網羅構造問題の評価軸は大きく

・挙げている問いの網羅性
・筋の良い問い(=論点)を指摘できているか
・分解の正しさ・綺麗さ

の3つに分けられますが、重要な順に並べ替えると

筋の良い問い(=論点)を指摘できているか
>分解の正しさ・綺麗さ
>挙げている事項の網羅性

となります。

筋の良い問い(=論点)を指摘するために

そうなると「筋の良い問い(=論点)を指摘できるようになるにはどうしたら良いの?」という疑問が浮かぶと思います。こちらは最も習得が最難関になる部分になります。

長期的に取り組むことを前提として、以下の方法を推奨しています。

・社会問題や企業経営について日頃から関心を持ち、思考する
・多くのケース問題を解き、自分にない視点を学ぶ
・MECEに分解する技術を高めることで検討漏れを減らす
・本質的な思考に時間を避けるよう、それ以外にかける思考リソースを最大限抑える

こちらもより具体的で詳細な思考法については
マッキンゼー内定の教科書で徹底解説を行なっております。

腕試しに、公式の練習用ケースを解いてみよう

マッキンゼーのグローバル公式サイトには、ケース面接の練習問題が7題も掲載されています。 (日本語サイトには3問しか載っていないので注意)
図表や計算も含まれていて、本番のイメージがつくので、必ず解きましょう。

おすすめの取り組み方は、
・時間を測って腕試し
・解答例を確認
・時間をかけ自分なりの解答を作成
→誰かに見てもらう
です。

問題が全部で7問
図表問題も収録

おすすめコンテンツ

・「問題形式別の具体的な論点設計の方法が知りたい」
・「内定者レベルの論点設計の解答例を知りたい」
・「筋の良い問い(=論点)を指摘できるようになりたい」

そんな声にお応えして、2桁名のマッキンゼー内定者を輩出した我々のノウハウを動画講座化しました。

・本番の問題を過去の出題傾向をベースに完全再現した予想問題
・これでもかというくらい詳細な想定回答
・回答する上でのポイントや他の受験者と差がつくポイント

を代表が徹底解説する、という特別な動画講座です。

合計収録時間(思考時間除く):2時間19分
合計収録問題数:19問(網羅構造:9題、計算問題:5題、図表問題:5問)


ビヘイビア(人物)対策 〜実は”差がつく”ポイント〜

なぜ重要なのか?

実はマッキンゼー攻略のカギは、ビヘイビア面接です。(重要)
ケース面接に関してはマッキンゼーの最終面接の段階になるとどの候補者もある程度地頭が良く、対策もしっかりされている方が多いので、出来を点数にすると、最終面接で70点〜95点のレンジに収まる印象です。

しかし、ビヘイビアに関してはそうでもありません。というのも、ケース対策で精一杯でビヘイビアに手が回りにしてしまう方や「人物は他の企業でもやったし大丈夫だろう」と甘く見る方が多い一方で、実は、他社にはない形式・テーマ設定・深ぼられ方であることから、準備・対策の有無によって非常に差がつきやすいからです。結果として、ケース面接とは対照的に、最終面接であっても出来にかなりバラツキがある印象(体感、30点〜90点)です。

だからこそ、ビヘイビア対策をしっかりと行うことが
内定を獲得する上でものすごく重要です。

聞かれること

マッキンゼーの公式採用サイトでは以下の5つの要素が面接内で問われることが明示されています。

・Personal impact
・Entrepreneurial Drive
・Inclusive Leadership
・Courageous Change
・Problem solving
・Expertise


ただし、後半の2つはビヘイビアではなく、履歴書やケース面接から判断となる要素であるため、ビヘイビアのテーマとなり得るのは前半の4つ、ということになります。

また、具体的なエピソードの作り方や面接の進み方はグローバルで共通のビデオが公開されていますので、必ず確認しましょう。

エピソードの作り方

上のテーマに対して適切なエピソードを過去のご経験から探して、準備することになりますが、多くの方がやってしまいがちな落とし穴があります。

それは、「課題があって、施策を打ったら、きれいに解決!」
のような安易な”Problem Solving"のエピソードを話してしまうこと
です。

マッキンゼー=戦略コンサルと考えて、ビヘイビアでも、ロジカルに問題解決する能力が問われている勘違いしてしまう方が多いのですが、

・どのようにリーダーシップを発揮してチームを率いたか?
・対立する人をどのように説得したのか?
など、あなたが対チーム、対人でどのように振る舞う人間であるのか
あなたのリーダー像や人物像がよく伝わるエピソードを用意しましょう。

最後に弊塾のサービスのご紹介となりますが、
・過去の内定者から得られたデータや赤木の研究をベースに
マッキンゼーが求めているエピソードをあなたの過去の経験から発掘
・「内定につながるエピソード」にするべく、一言一句レベルで一緒に作成・磨き込みいたします。

内定のご連絡をいただきました

マッキンゼーを目指される方におすすめ書籍

■「暗記する」戦略思考
おすすめ度:★★★★
マッキンゼーの網羅構造問題でも必要になってくる、戦略的な思考法が学べる書籍です。平易でわかりやすい言葉なのに、思考力強化において、超重要なエッセンスが詰め込まれてるほか、思考法と具体的な問題と1対1で強く紐付くので記憶にも定着しやすく、「読んですぐ使える」店で非常にオススメ。


■東大ケーススタディ研究会 伝説の「論理思考」講座
おすすめ度:★★★★
有名な「東大生シリーズ」の最新著。入門書として使用されることが多く
内容にも若干賛否のある過去の3部作と異なり、こちらは中・上級者にも歯応えのある内容。こちらも、マッキンゼー特有の網羅構造問題で鋭い論点を出せるようになるためには、非常に有益な内容です。

塾長の赤木と本書の著者である白木様で対談を行いました。

■戦略コンサルティング・ファームの面接試験
おすすめ度:★☆☆☆☆ (あえてご紹介)
市販の書籍では数少ない「マッキンゼー対策用」とされる本書。
正直、あまりお勧めしません。というのも、この書籍では”アイビーケースシステム”を覚えて本番で使おうということが推奨されているのですが…
これは絶対にやめましょう。マッキンゼーは、何かを暗記してケースを考えようとする候補者を嫌います。良い点としては、イメージしにくい業界も含めた、やや風変わりなビジネスケースが掲載されており、マッキンゼーでもそういった出題は見られるので、そういった出題に慣れてみるという意味で目を通すという使い方はアリかと思います。

◼︎採用基準
おすすめ度:★★★★
マッキンゼーの採用マネージャーを12年努めた伊賀泰代さんの著書。
マッキンゼーのビヘイビア面接を受ける際には必ず読んでい他抱くことをオススメします。マッキンゼーが求めている人物像を解像度高く理解することができます。 

(以下Amazonより引用)
「マッキンゼーが採用する人物像は?」と聞けば、「ずば抜けて優秀」だと思う方が多いだろう。そこでは学歴のみならず、地頭のよさが問われるだろうと、応募する学生は論理的思考やフェルミ推定など学んで試験に挑もうとする。 しかしマッキンゼーの人事採用マネジャーを10年以上務めた著者は、このような定説をきっぱりと否定する。マッキンゼーは世界で通用する人材を求めており、それは、いまの日本が必要としている人材とまったく同じと言える。 だからこそ、マッキンゼーは「最強」と言われる人材の宝庫の源泉であり、多くのOBがさまざまな業界や社会で活躍できているのだ。 本書では、延べ数千人の学生と面接してきた著者が、本当に優秀な人材の条件を説くとともに、日本社会にいまこそ必要な人材像を明らかにする。

■弊塾オリジナル マッキンゼー対策コンテンツ
おすすめ度:★★★★★
圧倒的な数の内定者をマッキンゼーに送り込んだマッキンゼー対策のプロが、マッキンゼー攻略のポイント、ケース面接で他と差をつける方法等について解説した「マッキンゼー内定の教科書」と、マッキンゼータイプの問題演習が大量にできる「マッキンゼー 予想問題演習動画講座」 の2つがございます。

マッキンゼー内定者のインタビュー

なんと30時間未満の対策でマッキンゼーに内定された超優秀なお客様に内定手記を書いていただきました。こちらも併せてチェックしてみてください

⏬そのほかのマッキンゼー内定者インタビュー

終わりに

いかがでしたか?本記事では、マッキンゼーを志望される方々に、マッキンゼー対策に強みがある弊塾が対策の要所をお伝えしました。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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