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真面目スイッチは入ったが、肝心のレポート作成ドライブがかからず ウンウン唸る夜に または逃避

30年近く前にあほ大学生の私が長い春休みにユーレイルパスと地球の歩き方を握りしめてバックパッカーやってたときに、パリで見たのは、職業や居住地による完全な人種区別で衝撃だった。

街の掃除夫は必ず黒人で恐らくアフリカからの移民、カタツムリ形に拡大したパリ市内は周辺部に近づくにつれ移民居住率が増加し、街にゴミが散乱して茹でガエル学生の目にもハッキリ治安悪く、大規模スーパーや無機質な公営住宅が空高くそびえこれもパリかと我が目を疑った。個人商店はイタリア系ぽい人が多く、もしかしたらアラブ系なのかもしれない。お店やカルチエによりガラリと人が変わり、決してそれは交わることはなく、例外は札ビラきった極東からの旅行者だけで、冷ややかな目で見られて居たのは言うまでもない。


と、ここまで書いて

書きたいのは私の旅行記ではなく同じような風景がここ数年自分の住む町でも見られることだ。(今更…)日本のグローバル化は海があるから末端暮らしレベルで波及するのに大分時間がかかってるなあと思う。✳注)且、それは私が資本主義経済活動に従事せず福祉職に長く就いており浮世離れしているせいが1番大きな理由だろう。なんせグローバルという単語を自分が口にしたのも3年ほど前に都市銀行の窓口のお姉さんに定期の預け替えで投資を勧められたときくらい笑。ハイパーローカル。

気づけば、コンビニの店員さんは韓国やベトナムからの留学生が多いし、今日見かけた道路工事をしている小柄な男の子は、まだあどけなさが残り目元の濃さからも東南アジアの国からの技能実習生くんではないかと思った。小さな身体でローラーをかけている姿に、なんだか自分が悪いことをしているような気分になり目を伏せてそそくさと通り過ぎる。

コロナで帰国もできず仕事も無く途方にくれる外国からの留学生や実習生も多いときく。外国から日本にきて、暮らしたり学んだり働く人が街に増えているけど、東京もパリのようなよく言えば棲み分けだけど、実際は分断された街に近づいているのを感じる。

私は、島国生まれの育ちだし、村社会の遺伝子を受け継いでるからなあ。多様性とかソーシャルインクルージョンとかピンとこないところがあるし意識かが難しい苦手な概念だあと思うけど、飲み込んで消化しないと、見ないふりして先には進めない時代だと思う社福レポートに唸る夜。


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