クラシックコンサートで初めて聴いた曲

2022年1月22日
「ミューザ川崎シンフォニーホール&東京交響楽団 名曲全集第173回」

会場:ミューザ川崎シンフォニーホール
指揮:ユベール・スダーン
チェロ:上村文乃
オルガン:大木麻理
曲目:
サン=サーンス : チェロ協奏曲第1番 イ短調 op.33
サン=サーンス : 交響曲第3番 ハ短調 op.78 「オルガン付き」

この魅力的なプログラムの演奏会がなんと自宅で聴くことができました。ありがたい限りです。

ニコニコ東京交響楽団(ニコ響)
https://live.nicovideo.jp/watch/lv335284747
※タイムシフト視聴は1月29日(土)23時59分まで

上村文乃さんのチェロの演奏を初めて聴いたのは、昨年2021年3月の「バッハコレギウムジャパン福島公演」

そこでの素晴らしい演奏を聴いて以来、4月BCJマタイ受難曲(配信)、5月BCJ「おうちでバッハ」での無伴奏チェロ組曲、5月京都市交響楽団(ニコ生)でのヴィヴァルディ/チェロ協奏曲。

その他にも「題名のない音楽会」「Eテレ」など上村さんのチェロを聴いてきました。

そこで今回は2度目のニコ生。
サン=サーンス : チェロ協奏曲第1番 

これは聴くしかないということで、開演の14:00には待機。

MacBookAirで映像を観てHomePodで音を出すという環境でニコ生演奏会に参加しました。配信に関しては色々試してますがHomePodは低音が強いので低弦の音がよく聴こえる。(ニコ生演奏会は音響の話になりがち)

14:00開演
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が溢れるコメント欄と共に東京交響楽団、指揮者のユベール・スダーンがステージに。

そしてソリストの上村文乃さんが登場。
演奏が始まりました。

サン=サーンスのチェロ協奏曲第1番はチェロの協奏曲では有名でとても良い曲です。自分も学生時代tuttiで参加した曲なのでよく聴きました。

上村さんのチェロはとても安定感があり、細かなところや聴かせるところがしっかりと伝わってきて本当に凄いなと思います。バロックとモダンの2刀流なところも超リスペクトしております。

演奏が始まったらコメント欄は消して集中して演奏を楽しみました。

サン=サーンスの素晴らしい演奏が終わり、鳴り止まない拍手の中アンコールが始まりました。

この曲は?

初めて聴いた曲。絶対に難しいだろうなということは分かったんですが曲が分からない。今までも分からない曲、初めて聴く曲を聴く機会は沢山あったのですが今回の場合はとても不思議な感じになりました。

ニコ生のコメント欄を付けてみたら、みんな分からず「これはバッハの編曲だ」とか「ショスタコなのか」とか「特定班お願いします」のようなコメントが溢れていました。

チェロだけで演奏する曲で最初は現代曲かなと思ったんですが、バロックっぽい感じもしてジャンルがよく分からないまま演奏が終わりました。とにかく凄い演奏でした。

以降ネタバレです。先に聴きたい方はURLのアーカイブを配信期間内に是非。

演奏が終わり休憩。
しばらく画面をそのまま観ていたら、

『アンコール曲は藤倉大「Sweet Suites」でした。』

との文字が。ニコ生っぽい発表の仕方。

藤倉大さんといえば、自分の中では映画『蜜蜂と遠雷』や福川伸陽さんのモーツァルト/ホルン協奏曲のカデンツァ作曲など。

「SweetSuites」とても新鮮で素晴らしい曲でした。
この曲はこれからチェロ奏者のレパートリーになっていくんだろうな(絶対難しいけど)と思いながら、5回くらい聴きました。

普通のコンサートでは演奏中誰も話をしないのですが、ニコ生なので心の声が聴こえてきて面白かったです。

というわけで前半だけで沢山書いてしましましたが、聴き慣れた曲も初めての曲もどちらも楽しいという話でした。

もちろん後半の『オルガン付き』も最高でした。
とても良いプログラム、そしてニコ生配信に感謝です。



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