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木次線乗りつぶし 2021 9月 後半

 出雲横田駅を出て少しすると、木次線もかなり山の中といった感じの場所に分け入っていく。そして3段スイッチバックで有名な出雲坂根駅に着く。

 着くと、ものすごい人の数だった。前半でも述べたが、この日は臨時列車の奥出雲おろち号の運転日だったからだ。にしても多い。駅の外には、大きなビデオカメラとマイクを持った、テレビクルーらしき人もいた。この街に、この駅に鉄道がやってくるのは、本当に街の一大イベントで、地域の活性化になっているのだと感じた。

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 時刻表を見てみると、木次・宍道方面はなんと一日に4本。さすがです。

 この駅で、自分の乗っていた普通列車は15分ほど停車した。反対側から来る、奥出雲おろち号の交換を待つからだ。みんながホームに出て、おろち号の到着を待っている。自分はみんなと同じ方向から写真を撮っても仕方ないと思ったので、普通列車の一番後ろから待つことにした。そしておろち号が来る。

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 ヘッドマークが真ん中ではなく、車両の端のほうに申し訳なさそうについているのが愛くるしい。残念ながら、再来年あたりにおろち号は廃止になってしまうらしい。おろち号がなくなってしまったら、木次線の活性化に歯止めがかかってしまう。後継の観光列車の登場を祈るのみである。

 そして我らが普通列車も出雲坂根駅を出発。向きを変えてスイッチバックに向かっていく。

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 味がある。線路にある緑の量が丁度いい。ここのスノーシェッドのようなものを通過して、少し先に停車する。そして、また向きを変えて出発。

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 少し行くと、おろちループという道路のループ線が見えてくる。この地域は鉄道だけでなく、道路も大変苦労して敷かれていることが分かる。もっとループ線らしい写真が撮れればなぁと思ったが、木々が結構邪魔してくるので、ループ感を撮るのは難しかった。

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 おろちループを過ぎて広島県側に入ると、標高がかなり上がり、線路もより険しい場所を走るようになる。そして、列車は山間の秘境ターミナル終点駅、備後落合が近づく。

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 備後落合駅着。この後、自分は芸備線で三次・広島方面に乗り継ぐことになっていた。乗り換え時間は10分程度ととても接続がいい。しかし、せっかくの備後落合駅だったから、もう少し散策したかった。まぁまたそのうち来るだろう。発車2分くらい前に乗り込むと、めちゃくちゃ混んでいた。何が秘境駅だと思ったが、ローカル線がにぎわうことはいいことだ。

ではまた。

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