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木次線乗りつぶし 2021 9月 前半

 木次線を知ってる人はどれくらいいるのだろうか?島根県宍道湖の近くの宍道駅から、広島県の山奥にある備後落合駅を結ぶ陰陽連絡線の一つである。陰陽連絡線といってもその役割をもう終えたといってもいいだろう。かつては急行ちどり号などの優等列車も走っていたが、それはもう過去の栄光だ。現在は西日本を代表するローカル線である。

 木次線に乗る1週間前くらいに栃木県の小山駅で、栃木から長崎までの出札補充券を購入した。乗車券を購入する際は、みどりの窓口の方が経路を読み上げることになっているのだが、木次線のことを「きつぎせん」と読んでいた。

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そんな木次線に乗車してきた。宍道駅方面から乗ることにした。ホームに行くと鉄道マニアばかりだ。マジか、青春18切符シーズンじゃないのに人気ある路線だ。

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2両編成のキハ120。後ろよりの1両は途中の出雲横田駅で切り離すため、乗客が少なかったので、そこまでは2両目に乗ることにした。

定刻通り宍道駅を出発。1両目を覗いてみると鉄道マニア達がずっと前を見続けていた。そんなに前の景色が見たいかね?横から眺めたりするのもすごくいいと思うんだけどな。あとは後面展望とかも。

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こんな感じの気色がずっと続く。のどかで旅情が溢れに溢れてる。スピードもずっと50kmくらいだったろうか。こののどかな車内の中、久石譲の  「summer」を聞きながらおにぎりを食べた。鉄道旅をするときは、旅にぴったり合う曲を聴くのが最高である。

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亀嵩駅に着いた。この駅は松本清張の砂の器のモデルになった駅である。駅には多くの人がいた。列車が少ないこの地方では、列車が来ること自体が地域の一大イベントになっているのだろう。にしても人が多いように感じる。この日は特別列車の奥出雲おろち号の運転日だったようだ。

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出雲横田駅に到着。切り離し作業を行うため15分程度の長時間停車。外観はこんな感じ。出雲大社をモデルにしているのだろうか。

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とりあえず連結部分を撮った。そして前の車両に移ったが鉄道マニアでいっぱいだ。しかし、後面展望は空いていた。自分は二十歳。体力的には立ってるのも座ってるのも同じようなもんだ。

そして出発。後面から覗いていたため、保線作業をしている人々が列車を見送るのが見えたので、自分も会釈して応対した。次第に山深くなってきて、三段スイッチバックでお馴染みの出雲坂根駅が近づいてきた。

後半へ続く。



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