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INFP生存戦略【4】やめてよかったこと

こんばんは、空か月です。

今日は、悪魔に魂を売ってしまった私が、自分を取り戻すためにやってよかったと思うことをまとめていきたいなと思います。たくさんありますが、その中から3つについて話していこうと思います。

「悪魔に魂を売った」という表現は、INFPの生存戦略【1】己を知るという記事の中で「皆に好かれるための代償に悪魔に魂を売る」という感じで使ったのですが、現実は例え話より怖いこともあります。


はじめに

私は、実際にいつから自分が分からなくなってしまったのかは分かりませんが、いつも自分の存在に対して謎の罪悪感に駆られていました。

どんなときかというと、特に物を買うときでした。
「自分なんかにお金をかけていいのか」という思いがいつも頭をよぎって、買いたくてもあきらめたり、つい安い方で妥協してしまったりしていました。

これくらいならかわいい方ですが、気持ちが沈んでいるときは、「生産性のない自分の価値とはなんぞや」と思いはじめます。どうしたら負の感情を打破できるかとは考えないで、私がこの時考えていたのは、「早送りして気づいたら90歳くらいにならないかな」とか「私の時間を有効に使ってくれる人に時間を売ることってできないかな」とかいう、まったく現実的でないものでした。

こう考えてしまうようになった原因はいろいろあるとは思います。その中でも一番の原因になったのは、自分の気持ちを押し殺してまで人に好かれようとしたことだと思います。「誰にも嫌われたくない」という一心で、かかわる人全員に気を遣っていました。今思えば、本当の意味で気を遣えていたかというと違うと思います。おそらく、私の八方美人的な振る舞いは勘の鋭い人には見透かされていたかもしれません。

しかし、見透かされるのを恐れて、また他人に合わせた自分を造るということを繰り返すうちに、どんどん自分が空っぽな人間なんじゃないかと思えてくるのです。外側へ振りまく優しさは自分を守るためのものでしかないというのも薄々感づいていました。けれど、人間は楽な方へ逃げるのが自然ですから、私がこうなってしまったのもしょうがないとも思います。狭い世界で生きていたし、無知で、情報を集めようともしませんでした。



でも、ちゃんと私は帰ってきました

今は罪悪感がすっかり消えて、落ち込んだとしても「人生早送りしないかな」とは、もったいなくて言えません。

そんな私が、こう思えるようになるまでに「やめてよかったこと」を今日は3つ紹介します。


①合わないなと思う人との付き合い

一つ目からハードルが高いです…。でも、これは本当にやってよかったことの一つです。少し前までは、みんなに好かれたかったので、どんな人の話も真剣に聞いているように振舞いました。実は「みんなに好かれたい」という行動は落とし穴があり、「自分の苦手とする人からも好かれてしまう」ということが起こります。

そういう人から好かれると結構厄介で、連絡先を教えてしまうとしょっちゅう連絡が来たりします。最初は優しく応えていても、もともと合わないなと思っている人であれば、それはもう連絡を取りたくないと心の中では思ってしまいます。けれど、断ることが苦手な私は無視することも出来ず、相手に合わせることを続けてしまいました。その間、自分の心を自分で苦しめているとは知らずに。

結局、耐えられなくなってしまった私はブロックするということをしてしまいました。相手の方には、本当に申し訳ないことをしたなと思っています。いままで私が嫌なそぶりを見せていないので、相手からしたら突然切られたというわけです。

その後は、しばらく罪悪感に苛まれましたが、返信をしなくてよくなり、その相手のことを考える時間が減ったのでストレスも少なくなりました。

方法は違えど、合わないなと直感的に感じた場合は早めに付き合いを減らしていくことをおすすめします。

そして、やはり自分にも苦手な人がいるのですから、「全員に好かれたい」という思いは捨てた方がいいです。自分が好きな人を大事にすればいいのです。



②「絶対にそうだ」という思い込み

これも自分が思い込んでいることに気づいて、はじめて解ける呪いだと思います。例えば、先生や親が言ったことはすべて正しいとは限りません。「将来こうなりたいんだ」と宣言した時、それまでは自分でできると信じていたのに、誰かの言葉ですぐに諦めてしまうことはありませんか。それが自分の尊敬する人であったりすると、あなたが素直であればあるほどその人の言葉を信じてしまいます。

私が思い込んでいたのは、前の記事でも話しましたが、「失敗は悪だ」というものです。人生が豊かな人ほど過去に失敗をしていることが多いのに、おかしな話ですよね。けれども、誰が敷いたかもわからないレールを歩くのに必死だった私は、失敗を極力しないように行動していました。しかし、性格上たまに奇想天外な自分の行動のせいで(たまに成功するときもありますが)、派手に失敗しその度に自分を責めました。

この思い込みは大人になってからもなかなか取れず、メンタルが弱っているときは、料理中に卵をひとつ、床に落として割ってしまっただけで、ぽきっと何かが折れて泣いてしまうこともありました。

世の中はグレーなことの方が多いなと最近は感じます。生き方は一人ひとり違います。だからこそ、根拠のない思い込みのせいで自分の行動を制限してしまうのはもったいないなと思います。自分に近い人から言われた言葉は真実のように感じてしまうかもしれませんが、「本当にそうか?」と自分に問いかけて、自分が信じたい言葉を積極的に集めたいものです。そうすると、自分が本当に必要とする言葉が自然と目に入ってくるようになるのです。



➂「すみません」の言葉

いつのまにか、私の癖になっていた言葉第一位は「すみません」でした。何をするにも、最後にすみませんをつける癖がなかなか治りませんでした。「自分の存在がすみません」とでも謝っていたのでしょうか…。

いつ気づいたのかは覚えていないのですが、「すみません」を言いすぎて自分の自信を失っているのではないかと思うようになって、何かしてもらったら「ありがとうございます」で止めるようにしました。癖を直すのは時間がかかりますし、忘れたころにまた言ってしまいますが、意識するだけで自分がどれくらい「すみません」を言い過ぎているのかに気づくことができます。

言霊はあると私は思っていて、自分の発する言葉は自分の耳を通してまた自分の中に入ってきます。取り入れる言葉は、自分の好きな言葉がたくさんある方がいいなと思います。



今日は、3つの「やめてよかったこと」を紹介しました。

どれも、すぐにできるようにはなりませんでしたが、意識するようになってから少しずつ自分を苦しめていた「何か」が取れていくような感じがありました。ぜひ、気になる方はやってみてください。

ここまで読んでいただき感謝です!
では、また次の記事でお会いしましょう。

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