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和時計から考察(3)

ここ二回続けて和時計について、和時計から時間の流れを見る、時間は未来から過去に向かって流れていることについて考えて来ました。


そして今日は、どうして多くの人は時間が過去か未来に向かって流れていると感じる様になったか?を先日教わった事を説明します。

江戸時代までの人々は、時間は未来から過去に向かって流れていると感じていました。(松尾芭蕉『奥のほそ道』冒頭にあるとおり)
明治時代に入り、欧米諸国が東アジアに勢力を伸ばしていることに、危機感を強め「富国強兵」を掲げました。
軍事力、経済力に優れた欧米諸国に対抗するためです。
「文明開化」を始め欧米の文化流入により制度、習慣を取り入れたのです。そこで入って来たのが、今も使われている時計です。文字盤が固定され、針が回って行きます。過去から未来へ流れて行く感覚の始まりです。

時計の読めない幼児には未来しか見えてなく、時計の読み方を習った小学生になると、過去という概念を理解します。
この感覚から原因があって今があるという概念がここで身に付くそうです。

感覚の問題なので、良し悪しはないと思いますが、
過去→未来 では、過去の経験上の未来しか想像できませんが。
未来→過去 では、大きく描く事で可能性が無限に広がると私は感じています。

なので私は、未来→過去で無限の可能性を信じて生きたいと思っています。

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