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家庭犬しつけインストラクター、タナカアカリが目指す青森の未来

■フリーランスになって感じる青森県の現状

青森市のほき動物クリニックとドッグガーデン青森で、10年間ドッグトレーナーとして勤務し、たくさんのことを学ばせていただきました。
2016年にフリーランスのドッグトレーナーとして独立し、現在2年目になります。
フリーランスになったことで、これまで以上に犬のしつけやマナー向上のために価値ある情報を届けたいと活動してきましたが、活動すればするほど、自分の力のなさや望んでいる未来とのギャップを思い知らされるばかりです。
私が前会社で学ばせていただき、身につけてきた知識や技術は、まだまだ青森県全体に届けていかなければならないものだと思っています。
ドッグガーデン青森には現在13名のドッグトレーナーが在籍しており、私が思うに東北でもNo1の技術と知識を持つトレーニング集団になっています。
そんなプロのトレーニング集団がいる青森市では、動物病院や地域に密着したドッグカフェなどで、家庭犬のしつけに必要な知識や技術、指導を受け取りやすい状況にあると感じています。
ですが、青森市から一歩外へ出るとまったく違う現状があるのを感じています。
ドッグガーデン青森には県内各地から犬のしつけに悩む飼い主さんと犬たちがやってきます。
青森市以外の地域では、未だに体罰をつかった訓練や、効果的ではないトレーニングが当たり前のように多く行われているのです。
「犬が飛びついたら笑顔で後ろ脚を踏みつけなさい」
「犬が甘噛みしてきたら犬の口に指を押し込みなさい」
「吠えたらマズルを押さえて低い声でりなさい」
こんな指導が当たり前になされています。
それを聞いた飼い主さんの中には、あまり疑問を持たずに愛犬に試して教えられた通りに実践する方もいます。
それが大きな問題にならない場合もあれば、深刻な噛みつきや問題行動の悪化に繋がることもあるということをもっともっと伝えて行かなければならないと思っています。
モチベーショナルトレーニングの代名詞でもあるドッグダンスやトリックに興味を持ち、勉強熱心な飼い主様の中には、岩手や秋田からも私のレッスンに参加して来て下さる方もいます。
そんな方たちから「青森は進んでいていいですよね~」とよくお声をかけていただくのですが、私は毎回もどかしい気持になるのです。
それは青森県全体のことではなく、青森市だけの現状だからです。
逆に言えば青森市以外の地域では、家庭犬に必要な、犬にも人にも優しい効果的なしつけトレーニングの考え方や知識や技術が遅れている状態です。

■より強くなった思い


前会社で10年間、家庭犬のしつけインストラクター、ドッグトレーナーとして育てていただいて今の私があります。
フリーランスとなった今、独立した頃よりも遙かに強く、今の私の立場でできることと役割について思います。
私の名前の「アカリ」は「明里」と書きます。
両親からもらったこの名前に、私はとても使命を感じています。
「ふるさとを明るくする。。。」
私は青森県の犬たち、犬と豊に暮らしていきたい人たちのために、体罰のない、犬にも人にも優しく効果的なしつけトレーニングを広めるため、この命を使っていきます。

私の大好きな青森県が、人にも犬にも自然にも優しい、そんな本当の意味で豊かな地域になることを目指して。。。


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