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COVID-19によって変わったプロダクトロードマップ

緊急事態が解除された今振り返ると、私のプロダクトロードマップは今年、COVID-19によって変化しました。

一般的にプロダクトロードマップは中長期のものなので短期的な情勢の変化には左右されるべきでないということが言われますが、私の場合はプロダクトが短期のみならず中長期的にも影響を受けると判断し変更を加えました。

担当している領域がいわゆるOMOと呼ばれる実店鋪での体験を伴うものなので、自粛や緊急事態宣言の影響を受けやすく、また店舗での接客は新しい生活様式により変容すると思われ、これらを考慮した変更を加えています。

優先順位を上げたもの

お客様向けには、非接触、三密の回避がキーワードになり得るものを上げました。よりオンライン側に体験の重心を寄せたものや、店舗での人の密集度を下げるためのものです。

店舗向けには、売上状況やトレンドが以前と大幅に変化する中で、レポーティング関連の優先順位を上げています。

また、これはどちらかというとロードマップではなくプロダクトバックログの変化ですが、政府や各自治体の方針、店舗が入居する商業施設のポリシーにより柔軟に対応できるよう、店舗設定まわりの機能はかなり短期間で追加をしています。

優先順位を下げたもの

店舗での接客を前提とした機能や体験、使用により店内への長時間滞留が見込まれる機能は優先度を下げています。

また、海外からの入国制限やオリンピックの延期に伴い、インバウンド向け機能の優先順位も下げました。

ありがとうございます。いただいたサポートは、脳の栄養補給のため甘いお菓子となり、次の創作に役立つ予定です。