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仕事で成果を出せる人間になるコツは、もやもやを抱えながらも前進すること

仕事をしていると、日々さまざまな課題に直面します。

その中で、時には頭の中がもやもやとした感覚に包まれることがあるでしょう。何かがうまくいかないとか、答えのない問題にぶち当たったとき、そのもやもや感はますます強くなります。

しかし、実はこのもやもやこそが、成果を出すための貴重なチャンスなのです。

今回は、そんな「もやもや」との付き合い方が、実は仕事で高い成果を上げる秘訣なのだということを解説していきます。

1. 仕事には絶対的な正解はない

わたしたちの仕事には、絶対的な正解が存在しません

不確実性の高い環境や状況の中で、私たちは常に答えのないことに取り組んでいます。例えば、市場の変化や競合他社の動向など、予測できない要素が常に存在します。

そもそも正解という答えがなく、且つ、環境も状況も変化し不確実性が高いのです。そんな仕事を通じてわたしたちがもやもや感を抱くことは、いたって普通でもはや当然ともいえるのことなのです。

2. もやもやへの向き合い方が鍵

誰しも、仕事をしていてもやもやを感じるのは自然なことです。

重要なのはそのもやもやにどのように向き合うかです。その後の対処法によって、仕事での成果が左右されるからです。

もやもや感をただ受け入れるのではなく、積極的に対処し、解決策を見つけ出すことが、成果を出すためには非常に重要です。

3. もやもやから逃げてはいけない

自分が理解できないことや納得いかないことに直面したとき、もやもやから逃げてはいけません

逆に、それに向き合う勇気が必要なのです。

困難な状況に立ち向かうことで、自己成長が促進されるからです。また、新たなスキルや洞察を得る好機でもあるからです。

4. もやもやを受け入れ、行動を起こす

もやもやを感じながらも、自分が受け入れられる部分を見つけ、行動を起こせる人が成果を出すのです。

成果を出せない人は、自分が理解できないことに出会ったとき、その対象から目を背けます。その方がラクだからです。理解や納得のできないことと向き合い続けることは精神的におおきな負担を感じるものです。それを避けようとするのは、人間として自然の流れではあります。

しかし一方で、成果を出す人は、それがいかに不合理で納得がいかないことでも、その場から逃げません。自分の価値観や思想とおおきく異なる意見に対しても、部分的にでも自分が受け入れられる部分を見つけ出そうとします。また、たとえ限定的であったとしても自分ができることを探します。そして行動を起こします。


この行動が、問題解決への第一歩となります。
仕事とはすべて、何かの問題解決だといわれます。目の前にある問題の解決策を見つけるために、積極的に行動し、試行錯誤を重ねることが成果を出すために不可欠な要素であることは言うまでもありません。

5. 精神的なタフさが求められる

もやもやと向き合うためには、精神的なタフさが必要です。

自分の理解できないものに対処するのはエネルギーを消耗するものです。この対処能力を高めるのは大変なことですが、一度その力を身につけることができれば、困難な仕事でも解決策を見出せるようになります。

この理解困難なものや、それが生み出すもやもやと向き合い続ける能力は「ネガティブ・ケイパビリティ」といいます。

※音声朗読版はコチラです。今すぐダウンロードできます。


正解がなく、不確実なことばかりの仕事において、高い成果を上げるには、この「ネガティブ・ケイパビリティ」は必須能力のひとつなのです。

6. さいごに

仕事で成果を出すには、答えの分からない問題に向き合い、そのときに感じるもやもやと上手に付き合うことが非常に大切です。

不合理や不条理を受け入れ、そこから生まれる不安や恐怖心をむしろ前向きなエネルギーに転換できる人こそ、不確実さの中で高い成果を上げ続けることができるのです。

理解や納得できないことに直面したとき、そこから逃げたり、足を止めてしまうと、成功は遠のきます。

もやもやを抱えたとき、それでも一歩ずつ前進すること。
それこそが仕事で成果を出す近道なのです。


今回は以上です。
さいごまでお読みいただきありがとうございました。

#仕事のコツ


【参考文献】

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