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HSS型HSP気質の私が飲み会時によく思うこと

私は都内のIT企業でエンジニアとして3年間働いていた経験があります。
会社で勤めている間に、いわゆる飲み会というものが幾度と開かれましたが、私は飲み会があまり好きではないです。
本当に仲の良い人との飲み会は非常に楽しいですが、会社の飲み会などは基本的に1次会で帰りたいですし、大人数の飲み会となると、自分が居ても居なくても何一つ変わらないのではないかと思ってしまいます。
私の飲み会に対する考えや、飲み会での振る舞いは私の気質と関係している
ことも多いと思っています。今回は、あまり親しい関係にない人との飲み会や会社での飲み会の場で私がよく感じることを書いてみます。


■ 1次会は楽しい

私の肌感ですが、HSP気質な人は精神面における体力が少ない場合が多いです。人と会ったり、人に気を遣ったりすることで他の人よりも多くの体力を使ってしまいます。体力がまだある1次会では、HSP気質であっても比較的場を楽しむことができます。
しかし、2次会、3次会と飲み会が進んでいくと、体力が少ないHSP気質にとってしんどいという感情が楽しいという感情を蝕み、帰りたいなー、早く帰りたいなーと思ってしまうのではないでしょうか。

■ 芯から酔っ払うことはできない

お酒が進み足元がふらついたり、目が回ったりしてしまうような状態でも冷静な自分が必ず内側にいるような感覚です。
あの人は意外とお酒弱いんだなーとか、あの人ずっと飲んでるけど大丈夫かなとか、酔った状態で仕事の話して皆きちんと理解して聞いてるのかなとか、お酒を飲んでいても頭の回転はなかなか落ちず、冷静にいろいろなことを分析している自分がいます。
飲み過ぎていても、飲み会の状況や自分自身を俯瞰して見ることができるので、HSP気質の人は飲み会での失敗はあまりないのではないでしょうか。

■ ストレス発散のための飲み会が苦手

芯から酔っ払うことができない性質と、人に囲まれることでストレスが溜まる性質(自分1人の時間でストレスを発散する)はストレス発散のための飲み会は非常に相性が悪いです。
ストレス発散の飲み会とは、皆で騒ぎ立て、具体的な話をしないような飲み会と、この場では定義させてください。
私の好きな作家の一人である村上春樹さんは『女のいない男たち』という作品で下記のような文章を書いていました。

世の中には大きく分けて二種類の酒飲みがいる。
ひとつは自分に何かをつけ加えるために酒を飲まなくてはならない人々であり、もうひとつは自分から何かを取り去るために酒を飲まなくてはならない人々だ。

『女のいない男たち』p.47/村上春樹

村上春樹さんの言葉で言えば、HSP気質の人は自分に何かをつけ加えるために酒を飲まなくてはならない人々に分類されることが多いような気がします。そのためにはやはり具体的な会話というもので飲み会が構成される必要があるのです。

■ 途中でうまく抜ける方法を模索する

あまり楽しくない飲み会や、居心地の悪い飲み会ではどうやって場を抜けるかということばかり考えています。
場が盛り下がることなく、自分が悪目立ちせず、誰からも嫌われないような立ち振る舞いで飲み会を去る方法を考えます。
飲み会の終盤ではこのようなことばかり考えているので、頭が回っており、酔いが覚めてしまうのかもしれません。

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