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「パンがなければ、ケーキを食べればいいじゃない」の真実

こんにちは、アジサシです。

さて問題です。
「パンがなければ、ケーキを食べればいいじゃない」と言ったのは誰でしょう?

なんか唐突に、「パンがなければ~」のフレーズが思い浮かんできたので、書いてみました。
どこぞかの王女様が、庶民の感覚が分からずに発してしまった言葉として有名ですね。


正解は・・・マリー・アントワネット!

じゃ、ないらしい・・・。

僕には衝撃的でした。
皆さん知っていましたか?

そもそも、このフレーズ自体、フランス語から英語に翻訳されたときに、
ブリオッシュからケーキに変更(誇張)されたらしいです。
まあ、リッチなパンらしいから、感覚がズレていることに変わりはない。

でも、このフレーズを、マリー・アントワネットが言ったという史実の証拠がないらしい。

このフレーズの初出は、ルソーの「告白」という自叙伝だそうです。
中学生の歴史の授業でやった、「社会契約論」のルソーです。
でも、この自叙伝が発売されたとき、当のマリー・アントワネットは結婚前。wikipediaには9歳とあります。
しかも、この「告白」、自叙伝と言いながら、創作も混じっているらしいので、フレーズが発言された真偽も不明。

じゃあ、なんでマリー・アントワネットの発言として広まったのか?
一説には、フランス革命でのネガティブキャンペーンが原因らしいです。
フランス革命は身分制とかをやめて、市民が政治に参加できるようにしようといった革命運動ですね。
(間違ってるかもしれないから、詳しくは調べてみてください。)

そのとき王政にいたマリー・アントワネットを悪者にするために、
しかも、女性への性差別とか、マリー・アントワネットが元々フランス出身じゃない、という背景なども相まって、
革命側が「あの王女様、こんなひどい発言をしたんだぜ」って感じで広まったらしい。

時代が違うからかもしれませんが、性差別も含めて広めちゃうあたり、マリー・アントワネットがかわいそうだな、って思いました。

何か、唐突に浮かんだワードを調べただけなのに、衝撃の事実を知り、
マリー・アントワネットへの見方が、少し変わりました。
ちょっと世界史とかも知っておいた方がいいかもなぁ、なんて思いました。

また、この発言を広めたのは革命側ですが、おそらく当時のマスコミも広める一端を担ったでしょう。
そうすると、マスコミの影響力というのは、その時代だけでなく、未来にまで影響を与えるんだな、と感じました。
だからこそ、マスコミは偏見となるような報道はしない方がいいんじゃないかな、と思いました。


引用・参考サイト

最初に読んだサイト。この記事内容は、ほとんどこのサイトを引用しました。

困ったときの、wikipedia。

最初のサイトの引用元。英語のサイトなので、適宜翻訳使ってみるといい。Google翻訳って便利よね。

そういえばブリオッシュってなんだ?って思ってみたサイト。おいしそうなパンだ。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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