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苦手を諦める潔さを伝えたい

教育に携わる仕事をしていないし、子どもを育てているわけではなくても、
自分が子どもだった頃にこんなことを教えてもらいたかったなあ、と振り返る時がある。

"苦手は努力によって克服するべきだ"

そういう考えを教え込まれてきた気がする。

確かに、苦手なことでも続けていくうちに楽しくなったり得意になることもあるとは思うけれど、
頑張っても頑張ってもダメなら逃げても良いよって早く教えてもらいたかった。

体育は何をやっても人並みに出来なくて、運動神経が良いクラスメイトに疎まれ、
休み時間には皆で外に出て遊ぶことが良いことで、
友達をつくるのが苦手な私は、ひとりにならないようにいつでも居場所探しをしなくちゃならなくて、
マイペースすぎて周りに合わせてばかりで、
学校って楽しいなって思った記憶は本当に少なかった。

一歩間違ったらイジメの標的にされて不登校になっていた方の人間だった気がする。

そんなもんだから、自己肯定感なんてものは持てず、自己否定感ばかり育ててしまった。

得意を伸ばすことと同じくらい、苦手を諦める潔さを教えたいと思う。

得意なことに力を注ぎながら
苦手も克服する

そんな器用なこと出来るのは一握りの人だけだ。

得意をもっと得意にするための時間と気持ちを確保するためには、苦手を無理して続けなくてもいいんじゃない?と思う。

集団行動が苦手なら教室に一人で残っていても変じゃないし、
運動神経が悪くてもそれも個性のうちだし、
時間は守るように頑張るけど本当に辛い時は遅れたっていい。

無理するなよって言ってあげられる大人になりたいな。