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息子の漢字認知力が上がりだした!!

 長男君にはどうしても覚えられない・できない、ミラクル苦手分野があります。
いくつかあるのですがその代表格が漢字。
漢字ノートの宿題でも、一文字に最初は30分、2年でも10分以上かけ、かなり記憶に残るように頑張っても・・・終わって数分後にその漢字を見せると「???」と初めて見た顔をしていました。

いっそすがすがしい。

どんなCMの演者さんより、芸人さんのボケ担当の方より、本当にすがすがしいほどに
きょとんとした顔をしていたんです。

 息子に出会わなかったら、その課題を持っている人を目の前にしても
ちょっと素直に信じられなかったと思います。
相手が勇気をだして分からないと言ってくれているのに、
「もう、笑わせようとして~」と心ない言葉で傷つけていたかもしれません。

そんな息子ですが、最近、ここにきて、読める文字が増えてきました。
意味も分かるようになってきました。

 なぜかを簡単に言うと、周りの方に相談し(その節はお世話になりました!)、ゴール設定や方法を改めたのでした。。

●取り入れた2つのこと。

 今回取り組んだのは、「上手くいっている事の共通項を探す」です。
共通項って何だろう?と考えたところ、2つ見えてきました。

・一つ目は、「毎日取り組んでいる事」
週2、3回だとなかなか伸びない部分が、週5以上していると進歩する。

 以前は、漢字は書く事も視野に入れていたので、負荷が高くて、毎日するとストレスがかかる仕組みでした。
元々本人も覚えられない思っているのか、漢字に対して忌避感もありました。

 では、負担なく毎日漢字に触れるところから始めよう!

ということで、書けるようになることを一旦横に置き、
「ミチムラ式漢字カード」を毎日ひたすら読むの会を始める事にしました。

・二つ目は「学校と家で連動していることは吸収率が高い(九九など)」  
 こちらは学校の先生にもご協力いただきました。
「学校で学んだ漢字が、帰宅した頃には意味も読みも忘れていて思い出せない1年を過ごしているんです・・・。そろそろ覚えて欲しいなと。どうしたらいいでしょうか。」と相談したところ!

 実は、先生がすごく分かりやすく教えてくださっているにも関わらず(オンライン授業で見て感動した)、教えてもらっている間、漢字ノートに一切のメモをとっていなかった事が判明しました💦(先生は一応声はかけてくれていたけど、本人がしなかった。その辺自由がある学校です。)

 その上で先生は、2学期からは漢字ノートに教えてもらった事を書くよう、よりしっかり促してくださるようになりました。
すると1年以上一切、漢字ノートを書いてこなかった息子が、学校で書くようになったです。
(学校で宿題を終わらせようと作業化したり、紆余曲折はあったけれど。。)


それを続ける事、しばらく。
悪循環の回転がゆっくり減速を開始し、停止。そして、逆方向に回り出したようです。

 先週のある日、ドアから覗いた息子が、
「ママ、今日の漢字の宿題は3つ!黄、茶、黒だよ。でも明日は提出しないから今日はしない~。じゃあね~」と言って去って行きました。

・・・・宿題の漢字の読み、覚えてるやん??と目が飛び出る母。

でも、あまりに覚えられない子だったので、まあ、たまたま色だったからかな、と思いました。
それでも素晴らしい進歩だとは思いましたが、でもまあそういう日もあるよね位だったのです。

ところが翌週初日の夕方。

「今日の漢字の宿題は、高いと広いだよ。・・・おれ、連絡帳見なくても漢字思い出せた!すごくね!?」と本人が驚愕。母も驚愕。
息子君はテンションがあがり、連絡帳を見る事なく、漢字帳で調べ、宿題を終わらせました!
(母がこっそりみて確認したら、合ってました。でも今、高と広を見せたら読める訳ではない。ソレトコレトハベツ。)

 今日もミチムラ式で「鳥」のカードを見た時に
「鳥だよね。ここに口をつけたら鳴くなんだよ。」というので
「なんで知ってるの!?」と聞くと、
「だって金曜に出た宿題が鳴くだったから。書き順も覚えてるで!」

とドヤ顔をして書いてくれました。

 漢字学習が始まって1年ちょっと。
覚えても忘れるし、そもそも覚えられないし、思い出せない(記憶の引き出しを開けられない)の繰り返し。そして2年からは余計に状況が悪化。
noteにも、全くうまくいかない焦りを書かせていただいたこともあります。

なのに、今、息子が鳴を書いている!
・・・この子は土曜の昼間から母を泣かせようとしてるのか?

お昼ご飯は特別に一緒にTV(銀魂)を見ながら、大爆笑させていただきました。
※木刀洞爺湖を自作したほど、あの世界が息子は大好きです。
(小2には早い内容が盛りだくさんだけれども!)

まだまだ道半ばだけれど、ボトルネックが複数ある息子にとっては、
これは大きな一歩でした。


🌟おまけ

最後に自分の備忘録として息子の取り組みをメモしておこうと思います
<学校>
・「家でやるから大丈夫」といって、先生の説明をただ聞いているだけだった息子に、授業中に書くように促してくれた。
・連絡帳を書くときに、漢字の意味を再度伝えてくれる事が増えた。

<家>
・国語の文章題を週4-5日、読んで解く
・算数の文章題では、フリガナのある漢字が2回目出てきた時、気が付いて前の文を見に行く練習をする(以前は認知できなくて、本気で1行前に同じ漢字があると分かっていなかった)。
・ミチムラ式の漢字カードは、できるだけ毎日めくって唱える

ミチムラ式の漢字カードは、2学期から学んだ漢字だけにしぼって読んでもらいました。やり方は
・毎日漢字カードを見て、読み方を想像する。
 分からなければ読み方を見る。
・書き順を声に出して読む。(最近になって気になる字はその通りに書いてみよう、がちょっと入った位で、読むので精いっぱいだった)
・裏の語彙も読む


今や40文字を超えたので5分10分かかりますが、、最初は数十秒でした。
しかも最初の数週間は、本当に「門」と「国」以外ずっと読めなかったんです。
私、何回「画」で「息子、毎日漢字ノートで見てるよ。この漢字は9●●だね、とか言ってるやん」というセリフを言っているでしょうか。今朝も言いましたね。

これをしていていつか読める日が来るのだろうか?位思っていたのですが、見て読める漢字は確実に増えております。

でも全部の文字をこれで読み続けると果てしない事になるので、
バージョンアップをする必要がありそうです。

ただなんていうか、今回の収穫は、漢字が読める・意味が分かることは
もちろんうれしいのだけれど、

「先生のおかげで意味や形を意識する回路の下地ができ、そこを家で日々強化することができた。」

ということに尽きるのかもしれません。
形をより細かく意識する事の習慣化は、
色んな場面で役に立ってくれそうなので、本当に定着したらめちゃくちゃ嬉しい。



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