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音読の工夫

おはようございます。
小学校で二年生の漢字学習が始まりました(ちょっとゆっくり目かな?)
二年生の漢字、なめてました。
画数がぐんと増えて、漢字学習のペースも早い!
息子のための補助プリント(同じ漢字を言い回しを変えて問題を作る)を作りながら、面白くもないダジャレみたいな、言いにくくもない早口言葉みたいなものを作っている気分になっております。そんなLD傾向のある息子君の音読の話を今日は書こうと思います。

学校で人前で音読することになった

 昨日風邪で学校を休んでいたら、先生がお手紙を書いてくださいました。すると、そこには「今日は〇〇ちゃんが~という本を読んでくれたよ」の一文が。「え、学校で今、子どもが読み聞かせしてるん?」と息子に聞くと「うん・・・」と渋い顔。
聞けば、一人1冊好きな本を音読をする機会があるらしい。なんでもいいというので、本人に選んでもらった絵本を試しに読んでもらったのですが・・やっぱり大変そう。
 同じ行を読む、飛ばす、読み間違えるが前より減ったとはいえ、気になる程度はありました。遠慮のない子どもたちの言葉で焦ったりしそうだなぁ。これは本来の目的と逆に影響する可能性があるよな・・・・何かいい方法はないだろうか。

NHKの学習障害の特集がすごく役に立った話

 そんな時、ふと、拡大して絵の情報を排除したらどうだろう?と思いつきました。全てのページを拡大コピーしてみると、絵本の上半分だけが印刷される状態になり、絵はちらっとはうつるけれど、文字が主人公のように画面に浮き出てくる感じがしました。
 息子に渡してみると、これが、こんなに変わるの!?くらい読み飛ばしもなくいい感じに読める!本人も手ごたえを感じるのが嫌がらず、本にツッコミを入れながらドンドン進めるではありませんか。

 これは!と思い、本日「先生に自分がコピーを読んで、先生かお友達に本のページをめくってもらえないか相談しておいで~」と送りだしたのでした。

 拡大コピーをしてみようとか、UD文字の本を借りるようにしようといった事は、先日教えていただいて観た学習障害についての動画(NHKで放送)がきっかけでした(今もNHKのフクチッチで観られます)。とにかくためになる事ばかりで、普段のちょっとした工夫で子どもの環境ってぐぐっと快適になるんだな!というのが分かりました。

今回の絵本を読む環境設定でしたことをまとめてみると

番組を見た内容と本などで学習したことを合わせてみると、

本の読み聞かせは(息子の特性を考えると)
・色や情報が多いと文字に集中しにくい
・フォントによって読みやすさが全然変わる場合がある
・初めての文章はつっかえやすい。
が該当していました。
そこで、
・文字を拡大してページ内は文字を主人公に
・本はUDフォントのものを選ぶ
・家で音読の練習と読み聞かせを何度かしておく

という対策を立てました。
すると息子がパワーアップしました。

ケガの功名だった

 ただ、これもたまたま、息子が学校を休んだ時に先生がお手紙で〇〇ちゃんが本を読み聞かせしてくれたよって書いてくれたから気が付いたことで・・。
先生のお心遣いで初めて気が付いた私が息子に話を聞くと、
そもそも絵本を読みたくないから順番を決める時も手をあげなかった。だから一番最後になったんだよと教えてくれました。
嫌な話題は避けがちな息子は、その話は当然家では出していなかったので 親にしたら「え、そんなん言ってくれたよかったのに!」状態です。

 これは今後の課題です。
私としては我が家でできることはできる限りするつもりだけれど、
そもそも子どもが学校で内容によって好き嫌いがあるのは当然の事。
学校の先生にしたら、それをいちいち環境設定(配慮という言葉が少し苦手)で変わるものなのか、嫌いなだけなのかを区別するって、難しいだろうしそんな余裕はないはず(でも気にかけてくださるから、あのメッセ―ジを書いてくださったのだと思う)。
本人もそれが環境設定で変わるものかの区別がつかない。

 たまたまお知らせくださったことで、息子は嫌だったものが「オレできるかも?」に変わったし、息子にも嫌だなと思う事があっても、周りに相談したらいい方向に変わるかも?と思うようになるための種が撒けたように思います。
困りごとをシェアしてみんなで考えられる環境作りこそ、重要なんだな。

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