娘の一言。パーマをあてた夫へ。

少し前の話。

夫がパーマをあてて帰って来た。
極太直毛の夫が、クルンクルンの巻き毛ちゃんになっていた。

結構なインパクトでござる。
「どう?」
と言われ、コメントに困った私、なんとか「いいんじゃないかな」という無難な言葉をひねり出したが、無理矢理感は否めず、夫、少々しょんぼり。
正直な妻で、すまん夫よ。

娘(4才4ヶ月)が生まれてからはパーマをかけていなかったから、夫も私も娘が夫の変化にどんな反応をするのかが楽しみだった。帰宅時間が遅かったので、娘の反応を見るのは翌日に持ち越し。

翌朝。
夫は仕事部屋で仕事をしていたため、目を覚ました娘は夫の部屋へかけてゆく。

これを見逃してはならぬ!とばかりに私も駆けつけた。

部屋に入った娘、すぐに夫の変化に気が付き、そして夫の頭を指差して言った。

「お父さん、その頭おもしろいけど、もとに戻してもらってきなよ」

大笑いするしかない私、色んな感情が入り混じっているのであろう、若干涙目気味の夫、娘は私たちの反応にキョトンとしている。

子どもって、子どもって本当に面白い。

その後もしばらく、夫に抱っこされる度に娘の目線は夫の頭に釘付け、それを毎回感じる夫の微妙な表情にしばらく笑わせていただきました。

後日、帰宅するエレベーターの中で娘が困り顔で一言。

「お父さんのあたま、なかなかよくならないねえ」

ははは、そうだね。



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