お爺さんの昔話④【小噺】
昔々あるところに、お爺さんがおりました。
お爺さんは大量の広告宣伝費と、入店時に顧客ファイルを作成し、店員がその顧客について回るという積極的な接客を行うという業務スキームを武器に創業し、その分野の一角を担う立派な会社になりました。
しかしその後、代替わりで代表に就任した娘が、スキームの大幅転換を試みたものの大失敗。赤字が続き、数年で退任に追い込まれてしまいました。急にきて、急に去った娘を揶揄して、会社では「カグヤ姫」「カグヤ姫」と呼ばれることになったのでした。
もちろんお爺さんの作った会社は『家具』の会社でした。
……え？ じいちゃんの話は面白くないって？ いやこれ有名な昔話のはずなんやけどな……おかしいな。もう時代遅れなんかな。みんな最近の子はゲームとかばっかりでニュースなんて見やせんしな……
「欲しいものリスト」に眠っている本を買いたいです！(*´ω｀*)