買い物はふたつの「カン」を大切に
お題企画で「＃買うときのこだわり」を問うものがあったので、今日はわたしの持っている「洋服」を買うときのこだわりについて書いてみようと思う。
昔はファッションなんていうものになんの興味のない時期も長かったけれど、今は基本的にファッションと言われるものは全般的に好きだ。
わたしが女だったらおそらく化粧や化粧品にもはまっていたと思う。好きな店があって、定期的に洋服を買いに行ける状況が許されていることをありがたいと思わない日はない。
むかしは都会まで出向いてウロウロと店をめぐってなんとなく買い物をしていた。今では地元にお気に入りの店があってほとんとそこで洋服を買っている。その店のテイストが変わってしまったり、店自体がなくなってしまわない限り今後も通うのだろう。
その店には毎月とはいわないけれど、夏冬のセールもふくめて年に何度かは足を運んでもう数年になる。店員さんはちょこちょこ入れ替わるけれど、店長は変わっておらず、完全に顔を覚えられてアレやコレやとすすめられる関係だ。
おかげで気を強く持たないといらぬものまで買わされてしまう。そんな取るか取られるかの関係性のなかで破産せずに生き残るために洋服を買うときの「こだわり」を醸造していったというわけだ。
そんなわたしが一番大切にしているこだわり。
それが「直観」と「違和感」を大切にすることだ。
ふらふらと店内を見ているときになんとなく気になるもの。パッと目にはいったもの。そういう第一印象で直観的に気になったものはやはり自分の好きになる要素を持っている。
今日はすこし違うテイストのものがほしい。そんな心持のときもあると思うので一概には言えないものの、基本的に直観で手に取ったものははずれづらく「自分をわかっている」ものが多い気がしている。
余談だけれど、わたしは人間関係でも第一印象を大切にする人だ。
第一印象というかパッと見たときの印象なので「外見の印象」と言ってもいいのかもしれない。もちろん深く知って初めてわかることもある。だからといって第一印象として見えていたものが否定されるわけではない。洋服も人間も第一印象が大事で、その素材がどうとかブランドがどうとかはあくまでも二次的な情報にすぎないと思っている。
そんな感じで手にとったものはかならず試着をする。
気心しれたブランドであれば着なくても想像がつくことはあるけれど、試着せずに買うなんて目隠しをしてイライラ棒をやるようなものだと思っている。「めんどくさな」と思うことはよくある。でもそこで試着するだけの余裕がないときに服は買いに行かない。これも大事なことだ。
そして着てみた結果、どこか違う。なにかしっくりこない。そうやって少しでも「違和感」を抱いたときは買わない。もう絶対に買わない。
いままでの自分とちょっと違うものを探しているときなどは特に違和感を抱きがちだけれど、どんな服であったとしてもそこに少しでも違和感を感じたのなら買ってはならない。
特にセールのときに安いから……と思って、この違和感に目をつぶって購入してしまったときなどは悲惨だ。そもそも値段に判断をゆだねること自体がナンセンスだと思うものの、値段は大事だからそんなことは言っていられない。だからこそ違和感は大事にしなければいけない。
その場では違和感を感じたけれど実際に着てみたら意外と良かった。違和感もなく気にいって買ったけれど、あまりしっくりこず着なくなってしまった。そういう思わくからはずれた服がないとは言わない。
しかし最初の違和感に従わなかった場合に、とくにハズれる確率は高いとわたしは思っている。
あとはなるべく洋服に気兼ねするなことく、買った服は着れる機会があれば積極的に着る。もうちょっといい場所に出向くとき用に取っておこう、なんて思って大切にとっておいたとしても、現実問題、その服を着れる機会がたくさんあるほど人生は長くない。気がついたら自分の趣向が変わってもう着たくなくなってしまうこともよくある。
買ったときから、間髪入れず、気兼ねせず、惜しみなく着る。それが洋服を楽しむコツだと思っている。
・直観と第一印象を大切に洋服を手にとる
・かならず試着をする
・少しでも違和感をかんじたら買わない
・値段は大事
・買った服は惜しみなく着る
こんなところがわたしの服を買うときの「こだわり」ではないだろうか。あ、買うときのこだわりだけじゃなくなってしまった。まあこのくらい許されるレベルだろう。
長く生きているとこの手の「こだわり」にまみれている気がする。生きづらさを感じることもある。でもそれは脳みそのリソースを減らそうと思って培ってきたものだ。あれば便利であることも確かなのだろう。
ほどほどに、いいように、自分の「こだわり」に頼って、これからも生きていくことにしよう。
「欲しいものリスト」に眠っている本を買いたいです！(*´ω｀*)