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レッチリとジョン・フルシアンテというギタリスト

レット・ホット・チリペッパースという洋楽のバンドがある。

一番勢いがあったのは90年代から2000年代にかけてだろう。全米1位やグラミー賞受賞といった輝かしい経歴を持ち、ウォール・ストリート・ジャーナルの「史上最も人気のある100のロックバンド」では13位にノミネートされている。

私がレッチリを好きになったのは、当時「周りで流行っていたから」というかっこ悪い理由だった。しかしそんな理由に関わらず、音と音、魂と魂のぶつかり合いが奏でるその音に私は魅了され、今なお大好きなバンドだ。

そして、その「流行っていた」時期に出たり入ったりしていたギタリスト。それが件のジョン・フルシアンテだ。彼が戻ってきたらしい。

バンドの音楽性の変遷はジョン抜きには語れない。
高いテンションとファンクネスを武器にのし上がってきたバンドに、メロウでセンシティブな成分を持ち込んだのはジョンだ。その奇跡の融合に私たちは酔いしれたのだ。そして結果的には酔いつぶれたのだ。

『ジョンは間違いなくバンドにいい影響を与えた。しかし影響を与えすぎてしまった』

それが私の印象であり、同じように感じている人も多いのではないだろうか。レッチリのギタリストと言えばジョン。そういうイメージが私の中にあるのも確かだが、カムバックを素直に喜ぶには不安要素が多すぎる。


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