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「選挙」と「チ。」と「medium」と「17歳の帝国」から考える僕らの課題

サッカーの試合を見ました!
生で見ると興奮しますね!!最高!
ホイットニーです。

今回の参院選は、大変なことになりましたね。
安倍さんがお亡くなりになり、自民党の大勝。

自民党が掲げている公約は7つです。

ウェブサイトから引用しますと以下。

1.毅然とした外交・安全保障で日本を守る
2.強力で機動的な原油高・物価高対策で、国民の生活と産業を守る
3.徹底した災害対策で国民の生命・財産・暮らしを守る
4.感染症対策と社会・経済活動の両立で、国民の命と暮らしを守る
5.「新しい資本主義」で、強い経済と豊かさを実感できる社会を創る
6.「デジタル田園都市国家構想」と「農林水産業・地域経済の振興」で活力のある地方を創る
7.憲法を改正し、新しい国のかたちを創る

7つ目以外は、素晴らしいことを掲げていて、立派ですね。
どの政党にも言えることですが、これが一体何を意味するのか、文字通り受け止めて、

「これで日本は大丈夫だ!」

と思考を止めてしまっていいのかは良く考えなければなりません。
特に7つ目。

日本は長いこと、成長が止まっているのは何故なのかも併せて考えなければ。

先日最終巻が発売された漫画「チ。」では、以下のセリフが印象的でした。

「人間の得意なことは考えること」
「人は特性を活かしている時が一番幸福」

まとめると、僕らは考えている時が一番幸福と言えそうですが、これは奥の深いセリフですね。

選挙のことを考えると、この国の過去と未来を考えなければなりませんし、国とは何か、街とは何か、コミュニティとは何かを考えてしまいます。

結局のところ、コミュニティの最小の単位である家族まで落とし込むと、大きなことはあまり関係なく思えてきて、考えるのが難しくなります。

考えることは、難しいからなんですが、これには強いストレスがかかるので、とても幸福とは思えません。

テクノロジーや政策は、明日突然世界を変えるような即効性はなく、数年かけてあの時のあの施策が、こうして身を結んだ、みたいな感覚なので非需要に気付きづらい。

Facebookが出る以前は、ネット上に実名を晒すのはあり得ないとされていましたが、Facebook以後は多くの人が名刺がわりに使うようになったことを考えると、自分の頭で考えるよりも、無意識に環境に従う方が思想を上回りそうです。

何も考えない方が幸せじゃないかと思いたくなるんですけど、人間以外の動物は人間ほど考えられません。彼らは幸福でしょうか。

考える側の人間がゲームメイクし、自分達の幸福を一番に考えて、他を支配しています。

考えることは幸福というより、考えないことは不幸の方がしっくりくるかも知れませんね。

先日、mediumというミステリー小説を読みました。
ネタバレはしませんが、この本からは視点の誘導を学べました。

例えば選挙で戦う際に、憲法改正をメインにすると、かなりセンシティブな内容なので、簡単に賛成することは出来ません。

でも、賃金を上げるぞ!というと反対する理由の方がないので、賛成になってしまう。

先の公約のほとんどは良いにしても、隠れた公約が危なかったりします。
そこに視線を注がれないようにミスリードするやり方。

NHKで「17歳の帝国」というドラマがありましたが、その世界ではAIが政策のシミュレーションを行い、一つ一つの施策について賛否を国民投票するシーンが描かれていました。

国民は専用のメガネ型デバイスで、その場で簡単に投票できる仕組みです。

例えば、「議会をなくしてしまおう」と提案すると、AIが議会をなくした際のコストダウンからこんなことが出来、それによって国民の幸福度はこう変わります、みたいな提言をします。

それに対して、国民は反対か賛成かを投じるわけです。

このやり方だと、一つ一つの政策に足して、自分の意見を投じることができるので、ネガティブな情報が隠れることは無いのかもしれませんね。

僕はこう思います。

ゲームメイクする側は、僕らの思考をコントロールしたいのだろう。
思考を操作するには、ミスリードが有効。
僕らはメディアを通して、思考停止されるマーケティングを受けているかも知れない。
だとしたら、疑って考えることが不幸にならない手段なのではないか。

政治の話をすると、難しい奴、面倒な奴と思われます。
経済の話をすると、真面目な奴、つまらない奴と思われます。
経営の話をすると、厳しい奴、固い奴と思われます。

飲み会の話をすると、ノリのいい奴、付き合いやすい奴と思われます。
オチのある話をすると、面白い奴、居心地のいい奴と思われます。
遊びの話をすると、一緒にいたい奴、任せたい奴と思われます。

どちらの話も、人の生活に密着するので内在している興味深い話だと思います。
そこにどれだけ思考を張り巡らせるかはバランスが必要ですが、もう少し、難しくて真面目で厳しい側面をみんなが出してもいいんじゃないかなーと思いました。

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