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言語化能力を鍛えたい! 変えてみて効果があった身近な3つの習慣

こんにちは、株式会社アジケでUI/UXデザイナーをしているサイトウです。

最近、大の苦手な言語化能力を鍛えたく、いくつか日頃の習慣を変えてみました。

少しずつですがその結果が実ってきているような気がするため、その内容を定点観測がてらに共有したいと思います。

言語化能力を身に付けるとできること

そもそもなぜ言語化能力が大事かと思い、それを身につけたかったのかとお伝えすると、主に3つの理由があります。

その 1:昔から思っていることが言えずに意思疎通を諦めてしまったり、思ったこととは違う内容が伝わってしまい調整に苦労をした経験があった

その 2:アイデアをしっかり相手(クライアント等)に伝えられないと、良いデザインを考てもその先の世間に出ることはないという焦り

その 3:転職活動中にajikeの会社ホームページに出会い、どんな意思で事業を運営しているのかが言葉に記されていたため、カルチャーの理解がしやすかった

もし言語化力を身に付ける事ができれば、

・自分が言いたいことを、相手に伝わるように言えるようになる(スムーズなコミュニケーションができるようになる)

・社内外のプロジェクトメンバーに向けて、自分のデザインを論理立てて説明できるようになる

・内なる興味や思想を言葉にしてアウトプットすることで、共通意識を持つ仲間を見つけやすくなる
などなど、他にも数えられないほどの利点があるのではないでしょうか。

今回は、そんな話下手な私が言語化能力を鍛えるために、実際に変えてみた習慣を3つのステップに分けてお話しさせていただきます。

◾️ STEP 1. 調べる

ー 言葉の意味を再確認した

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まず、日々出会う単語を、少しでも曖昧だな、、理解し切れていないかも、、と感じたらとにかくググるようにしました。

これは皆さんも日頃からされていることかとは思いますが、知らない言葉は調べることはあっても、ニュアンスで使っている言葉をわざわざググる機会はあまりないのではないでしょうか。

これを始めてから、少し誤解してた単語を発見したり、ビジネスシーンで飛び交うカタカナ英語も、使う場合によっては日本語に変換したほうがいいのでは?など、いかに相手に伝わる言葉を選ぶかを考えるようになりました。

また、これまでは「なんか・・・」や「・・・みたいな」という言葉を多用してしまっておりましたが、それだと相手の読み解く力に依存している状態であるので直したいなと思っています。

受け取り手によっては抽象的すぎて伝わらなかったり、その場では理解できたつもりでも結果的に認識齟齬が生まれてしまう可能性があるからです。

最近はなるだけ具体的で適切な単語を使って、自分の言いたい事や描いているイメージを明確に伝えるよう意識しています。

◾️ STEP 2. 観察する

ー 人の話し方、伝え方を観察した

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今までは大好きな映画と音楽ばかりに触れていたため、情緒的な映像や心情を映し出す音などには敏感だったのですが、最近では話し方のインプットをに集中し、ラジオや音声SNSなどに時間を使うようにしています。

ドラマや映画だとどうしてもお芝居用の話方になっていたり、講演会やYoutubeのプレゼン動画なども、決まった筋立てで発表するような話し方になってしまいます。状況によってはそちらも参考にしたいですが、今は自分の意見を臨機応変に相手に伝えるタイプの話し方に注目してみています。

一時期、本をたくさん読むことで言葉をインプットすることを試みた時期もあったのですが、書き言葉と話し言葉にギャップがありなかなか良いアウトプットにつなぐことが、私にはできませんでした。

そもそもの単語の使い方もそうですが、案外「言葉にできない」原因が言い回しが思いつかないところにあったりします。
最近ではいいなと思った言い回しやことわざ、熟語などはすぐgoogle keepにメモをし、いつでも引き出せるように貯め始めています。

◾️ STEP 3. 実践する

ー 相手の立場になって話をする + 意思表示をした

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最後になりますが、このSTEP3では、STEP1と2でインプットしたものを、自分の言葉としてアウトプットします。

この時、私が念頭に置いているのが、相手の立場に立って(合わせて)話すということです。
これ、当たり前のことではありながら、とても難しいことではないでしょうか。

実はajikeに入ってから、どんなに支離滅裂な言い方をしてしまっていても、確実に言いたいことを読み解き、言語化してくださる先輩に出会いました。
何を言っても適切な言葉に昇華してくださるので感動していたのですが、いつまでも甘えていられないという危機感も同時に覚えました。。。
それからは、今一度、相手の思考力に依存しない伝え方をしていこうと意識しています。

そうしているに、まずは自分がいかに思いを言語化できていないことを自覚することが第一歩だなと改めて感じ、充分に伝えられていないと感じた時はそれを意思表示する必要もあると気付きました。
そうすると、「何か思いついたこと、なんでもいいから言ってみて!」と言って発言の心理的なハードルを下げてくださる先輩もいます。
ありがたいです。

番外編

ー 他の国の言語を学んでみた

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海外文化が好きでずっと細々と英語を勉強しているのですが、最近オンライン英会話を始めてみました。
自分の意見を伝えようとする時、日本語ならこう言えるのに!と、思考力が高まってきた気がします。
足に重りをつけて走っていると、重りが外れた時に速く走れるようなイメージに近いです。

ajikeでも外国語を勉強しているメンバーが多いようなので、これから一緒に情報交換をしながら一緒に成長していけたらいいなと思っています。

習慣を変えてから、まわりで起こったイイこと

これらの習慣を変えてみてから、少しずつコミュニケーションが円滑になってきたように感じています。
「自分の言いたいことがうまく言えるようになってきた」ももちろんありますが、「人が言いたいこと」もこれまでより汲み取れるようになってきた気がします。
世の中の解像度が少し上がったように感じられる時、とてもワクワクします。

プライベートでは、パートナーに対して非論理的な「感情のぶつけ」が減り、私も相手も意思疎通のストレスが減ってきました。
「なんでわかってくれないの!(ぷんぷん)」ではなく、どうしたら相手に伝わるか、ほんの少しだけ考える時間を設けるだけで、状況は大きく変わるんだということを実感しています。

ー おわりに

ここまで真剣に向き合ってみてもうまくいかず、元々話下手だしな、、と落ち込むこともまだまだあります。
結局私は何が言いたいんだ?と自分自身で収拾が付かなくなることも多々あります。
きっと世の中に同じ悩みを持つ方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

それを表すかのように、書店を歩くだけでも、言語化力や話し方にまつわる悩みに対する処方箋のようなビジネス書がひっきりなしに並んでいますが、きっと1日ですぐ変わる方法はなく、毎日の小さな積み重ねが新しい自分を作ってくれるのではないかと思います。

拙い内容ではありましたが、少しでも共感していただけた方がいらっしゃいましたら嬉しいです。
言葉のアウトプットがもっと好きになる日を目指して、一緒に頑張りましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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